植物のマイクロダイセクション

フェムト秒レーザーにより、堅い細胞壁を持つ植物細胞を高度に加工

写真 フェムト秒レーザーにより生きた植物の特定細胞を加工する方法を確立しようとしています。図に示すように植物組織(オオカナダモの葉)をフェムト秒レーザーにより短冊上に切断すると、レーザーが照射されていない細胞には損傷は見られず、細胞内の葉緑体はその形状を保っていました。またレーザーが照射された切断箇所近傍の細胞壁に、一切の熱損傷は見られませんでした。この結果は、水中において生きた植物細胞を1細胞レベルで選択的に切り出せることを示しています。代表的なモデル植物の1つであるシロイヌナズナを用いた実験では、熱損傷を与えることなく、その組織の局所を取り除くことに成功しています。この方法を利用してシロイヌナズナの組織の一部を欠損させ、そのシグナル伝達過程を解析する研究を進めています。

共同研究:長谷あきら先生(京都大学大学院理学研究科 生物科学専攻)

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