蛋白質と有機分子の結晶化

レーザー誘起衝撃波により、蛋白質や有機分子の結晶化に成功

写真 有機分子やタンパク質の過飽和溶液にフェムト秒レーザーを集光照射することで、これらの結晶化を誘起することに、世界で初めて成功しました。タンパク質や有機超分子の機能を調べる上で、分子の形(分子構造)を明らかにすることが不可欠です。そのためには単結晶を作製し、放射光(X線)によりその構造を解析する必要があります。現在、数10ミクロンの高品質単結晶が作製できれば、その分子構造を同定可能です。しかし、ほとんどの有機分子やタンパク質において、その大きさの結晶作製ですら困難であるのが現状です。フェムト秒レーザーの集光照射により、有機分子やタンパク質の結晶を高効率に作製できることが示されており、今後の応用が期待されています。現在、フェムト秒レーザーにより有機分子・タンパク質が結晶化するメカニズムの探索を進めています。

共同研究:森勇介先生(大阪大学大学院工学研究科 電気・電子情報工学専攻)
共同研究:安達宏昭先生(株式会社 創晶)

[論文10] 日本結晶成長学会誌, 29:445-449 (2002).
[論文11] Jpn. J. Appl. Phys., 42:L798-L800 (2003).
[論文16] Crystal Growth Des., 6:302-305 (2006).
[論文18] Jpn. J. Appl. Phys., 45:L23-L26 (2006).
[論文21] J. Photochem. Photobiol., A, 183:247-252 (2006).
[論文27] Appl. Surf. Sci., 253:6425-6429 (2007).
[論文29] Crystal Growth Des., 7:885-889 (2007).

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