NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

反応制御科学研究室

教員 / 連絡先
教員教授: 垣内 喜代三
准教授: 森本 積
助教: 谷本 裕樹,西山 靖浩,
キーワード天然物合成,不斉光反応,均一系触媒反応,遷移金属錯体
連絡先TEL: 0743-72-6080
研究室URLhttp://mswebs.naist.jp/LABs/kakiuchi/index-j.html

当研究室は,有機合成に関する研究テーマを通して,問題発掘能力,問題解決能力ならびに研究プレゼンテーションスキルを涵養することを目的としています.
具体的には,1)研究背景の理解,2)当該研究の位置づけの理解,3)研究計画立案法の習得,4)実験手法の習得,5)分析手法の習得,6)結果の解析と考察手法の習得,7)結論の導き方の習得,8)結論に基づく新研究計画の立案法の習得,を在学中の目標とします.これにより,研究・開発に携わるために不可欠な,広い視野,柔軟な適応力や創造力を備えた人材の育成を目指します .
また,日常的に,教員や研究室内の構成員ばかりでなく,他研究室の教員・学生とも積極的なディスカッションを行うことにより,深めるよう指導します.

本研究室では,“物質を創成する”ことを目的とした,有機合成反応の新しい制御法の開発と,それを活用した,複雑な多環式有機化合物の合成とその機能発現に関する研究,高機能性錯体の合成と新しい触媒反応の開発を行います.

現在,以下のテーマを中心に研究を進めています.

(1) 生理活性化合物や機能性有機材料など,多様な機能的多環式有機化合物を合成する新しい方法論の開発を目指します.

炭素骨格変換反応の新しい制御法の開発

生理活性天然物の立体選択的化学合成研究

不斉光反応による光学活性多環式化合物の合成研究

(2) 有機合成技術を駆使した有機マイクロデバイスの開発を行います.

有機光反応用流通式マイクロリアクターの開発(本研究科光機能素子科学研究室共同研究)

(3) 人に,環境に優しいグリーン有機合成プロセスの開発を目指します.

“外部試薬を必要としない”脱保護反応:光解離性保護基

“危険な”一酸化炭素をアルデヒドで代替する反応:非一酸化炭素型カルボニル化法

“廃棄物の削減”を目指した触媒反応:One-Pot合成法

(4) π共役系新分子の合成を目指します.

ナノサイズデンドリマー型環状ゲルマニウム化合物の合成

π共役系長鎖炭化水素-パラジウム,白金錯体の合成

“Rh-catalyzed CO gas-free carbonylative cyclization using aldehydes,” T. Morimoto, M. Fujioka, K. Fuji, K. Tsutsumi, and K. Kakiuchi, Pure Appl. Chem., 80 (5), 1079-1087 (2008).

“Synthesis and characterization of thiochromone S,S-dioxides as new photolabile protecting groups,” S. Kitani, K. Sugawara, K. Tsutsumi, T. Morimoto, and K. Kakiuchi, Chem. Commun., (18), 2103-2105 (2008).

“A novel route for the construction of Taxol ABC-ring framework: skeletal rearrangement approach to AB-ring and intramolecular aldol approach to C-ring,” T. Enomoto, T. Morimoto, M. Ueno, T. Matsukubo, Y. Shimada, K. Tsutsumi, R. Shirai, and K. Kakiuchi, Tetrahedron, 64 (18), 4051-4059 (2008).

“Rh(I)-catalyzed CO gas-free carbonylative cyclization of organic halides with tethered nucleophiles using aldehydes as a substitute for carbon monoxide,” T. Morimoto, M. Fujioka, K. Fuji, K. Tsutsumi, and K. Kakiuchi, J. Organomet. Chem., 692, 625-€634 (2007).

“Design and Synthesis of Novel C2-Symmetric Chiral Piperazines and an Application to Asymmetric Acylation of sigma-Symmetric 1,2-Diols,” D. Nakamura, K. Kakiuchi, K. Koga, and R. Shirai, Org. Lett., 8, 6139-6141 (2006).

“Asymmetric [2+2] Photocycloaddition of Cycloalkenone-Cyclodextrin Complexes to Ethylene,” A. Furutani, K. Katayama, Y. Uesima, M. Ogura Y. Tobe, H. Kurosawa, K. Tsutsumi, T. Morimoto, and K. Kakiuchi, Chirality, 18, 217-221 (2006).

“Synthesis and Characterization of Cyclopentadienone-annelated Hexadehydrodibenzo[12]annulene,” T. Morimoto, S. Nagano, D. Yokoyama, M. Shinmen, K. Kakiuchi, T. Yoshimura, M. Sonoda, and Y. Tobe, Chem. Lett., 35, 168-169 (2006).

研究室紹介

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