NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

生体適合性物質科学研究室

教員 / 連絡先
教員教授: 谷原 正夫
准教授: 安藤 剛
助教: 寺田 佳世 、 小林 未明
キーワード生体適合性材料,生体機能性材料,機能性ペプチド,精密重合,光線力学療法
連絡先TEL: 0743-72-6120
研究室URLhttp://mswebs.naist.jp/LABs/tanihara/index-j.html

当研究室は,生体と材料の相互作用を分子レベルで解析して,生体適合性機構を解明し,これを基に,神経,血管,骨,皮膚等の再生医療を実現するための材料,新しい治療方法,新しい医薬やDDS等への応用につながる研究を行っています. 研究室では幅広い分野の研究を行うために,化学,有機化学,生物化学,機器分析,高分子等の勉強会を週1回行っております.これら,有機化学,無機化学,高分子科学,分子生物学,医学,薬学等の学問分野の知識・技術を生かして,新規な材料の分子設計と評価を行います.また当研究室では,月1回の月例報告,年2回の中間報告会および週1回雑誌会を行っており,これら研究教育を通して,機能性材料の研究をリードできる研究者の育成を目指しています.

当研究室は,生体と材料の相互作用を分子レベルで解析して,生体適合性機構を解明し,これを基に,神経,血管,骨,皮膚等の再生医療を実現するための材料,新しい医療用デバイス,新しい治療方法,新しい医薬やDDS等への応用につながる研究を行っています.具体的な研究分野として,「生体適合性機構の解明と生体適合性材料の創成」,「組織工学や再生医療を支える材料の設計と創成」,「光を用いた新しいがん治療法の開発」を行っています.
「生体適合性機構の解明と生体適合性材料の創成」の分野では,生体(遺伝子,タンパク質,細胞,組織,個体)と材料の相互作用を分子レベルで解析して,生体適合性機構の解明と新材料設計に必要な基礎的知見を得て,その知見より,新たな新材料の創成を目指します.材料の創成においては,ポリマーの構造を精密に設計できる精密重合法を用いることにより,通常の合成法では得られない新機能性材料の創成を目指します.例えば,特殊な構造を持つ星型ポリマーを用い,従来不可能であった小口径人工血管を可能にする画期的な抗血栓性材料の開発を行っています.
「組織工学や再生医療を支える材料の設計と創成」の分野では,有機ポリマーやタンパク質,多糖類,ペプチドを用いて,生体親和性が良いだけでなく,生体組織に積極的に働きかける機能性材料の創成を目指しています.骨形成を促進するペプチド,三重らせん構造を再現した人工コラーゲン分子,神経分化促進ペプチドなど,世界的に注目される研究成果を産み出してきた他、刺激応答性らせん高分子から成る遺伝子キャリアーや、光によって細胞分化を制御できる足場材料の設計に取り組んでいます。
「光を用いた新しいがん治療法の開発」の分野では,副作用の少ないがんの新しい治療法を目指し,ポリマーとX線を組み合わせることで,がん細胞を死滅させるX線増感剤の開発を行っています.

1. Kusumastuti Y, Shibasaki Y, Hirohara S, Kobayashi M, Terada K, Ando T, Tanihara M; “Encapsulation of rat bone marrow stromal cells using a polyion complex gel of chitosan and succinylated poly(Pro-Hyp-Gly)” J Tissue Eng Regen Med doi: 10.1002/term.1987. [Epub ahead of print], 2015

2.Totani M, Ando T, Terada K, Terashima T, Kim I-Y, Ohtsuki C, Xi C, Kuroda K, Tanihara M; “Utilization of star-shaped polymer architecture in the creation of high-density polymer brush coatings for the prevention of platelet and bacteria adhesion,” Biomat Sci 2(9), 1172-1185, 2014

3. Kusumaatmaja A, Ando T, Terada K, Hirohara S, Nakashima T, Kawai T, Terashima T, Tanihara M, “Synthesis and photoproperties of Eu(III)-bearing star polymers as luminescent materials.” J Polym Sci Part A: Polym Chem 51(12), 2527-2535, 2013

4. Shibasaki Y, Hirohara S, Terada K, Ando T, Tanihara M, “Collagen-like polypeptide poly(Pro-Hyp-Gly) conjugated with Gly-Arg-Gly-Asp-Ser and Pro-His-Ser-Arg-Asn peptides enhances cell adhesion, migration, and stratification.” Biopolym 96(3), 302-315, 2011

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