NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

京都府中小企業技術センターものづくり基盤技術セミナー開催報告書

中小企業の「ものづくり基盤技術の高度化」を支援するため、本学が共催して、京都府中小企業技術センターに協力して、本学先端技術シーズや研究の最前線の 状況を基礎から紹介する試み、および本学ナノテクノロジープラットフォームを紹介する試みを、ナノテクノロジープラットフォームの初年度より開始しており ます。平成24-27年度に引き続き、平成28年度も本セミナーを開催しました。今回は、量子エネルギー変換材料の開発とそのセンサー応用について基礎か らわかりやすく紹介しました。

主催:京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター

共催:奈良先端科学技術大学院大学ナノテクノロジープラットフォーム

日時:平成27年7月29日(金) 14:00 ~ 16:30

場所:京都府産業支援センター5階 研修室(京都リサーチパーク東地区内)

講演:「量子エネルギー変換材料の開発とそのセンサー応用」

講師:奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 教授 柳田 健之 氏

本講演では、本学柳田教授が量子エネルギー変換材料の開発とそのセンサー応用について、以下に示すように多岐にわたり解説しました。始めに、蛍光体の基 礎、蛍光体の観測手法、および放射線計測用の蛍光体について基礎からの説明が行われました。続いて、応用分野に入り、空港の荷物検査器に代表されるセキュ リティ応用、PETやX線CTを中心とした医療応用、石油や温泉などの資源探索への応用、高エネルギー物理や人工衛星、考古学など基礎科学への応用につい て説明がありました。さらに産学連携による製品開発について、具体的事例の話がされました。最後に現在進行中の最新の研究について説明がありました。聴講 者数は12名であり、基礎、応用、産学連携事例と最新の研究成果はすべて聴講者の注目を集めました。また、ナノテクノロジープラットフォームについても、 聴講者は高い関心を示しました。現在、企業参加者より本学ナノテクノロジープラットフォームについて利用の問い合わせを受けており、広報として役立ってい ます。

本学ナノテクノロジープラットフォームでは、平成24年開始以来、新材料創成とモノづくり支援に注力して、支援件数は順調に増加しております。平成27年度実績では、公開支援件数合計57件、大学等36件、企業21件と過去最高の支援を実施しました。 また、アカデミアだけではなく企業の支援にも力を注いでおり、企業の中で、中小・ベンチャー企業の比率は50%以上を占めております。本学では、アカデミアとともに、今後とも企業支援、特に中小・ベンチャー企業に対する支援を継続してゆきます。

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