NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

クライオTEMの基礎と実習 講習会報告

文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム平成28年度技術スタッフ交流プログラム開催報告

本交流プログラムは国立研究開発法人 物質・材料研究機構ナノテクノロジープラットフォームセンターが主催し、全国26の大学・研究機関から選ばれた技術スタッフに、他の実施機関へ滞在する機会を持ってもらい、専門の研究者・技術者からの講義、ディスカッション、実習を通じて知識・技術の幅を広げていただくことをめざし『急速凍結法による試料作製とクライオTEMによる観察』の交流プログラムを実施しました。

開 催 日 :8月31日~9月2日

場  所 :奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科

講  師 :安原主馬助教、藤田咲子技術職員

受 講 者 :微細構造解析 PF/名古屋大学 中尾 知代 様、微細構造解析 PF/九州大学 福永 裕美 様

配布資料:クライオTEMの基礎と観察事例(安原助教)、ナノプラTEM測定の実際(藤田技術職員)

第1日目: 8/31(水)

○開会挨拶、自己紹介

講習関係者の説明、参加者の参加目的や測定業務などをお互いに紹介しました。

○安原先生による講演

TEM についての説明、クライオ電子顕微鏡法の説明、実際の測定例についての講演がありました。

○コーヒーブレイク

直前の講義について、率直な意見交換を行い、受講者およびNAIST関係者で測定に関する事や各機関の状況など情報交換を行いました。

○装置見学

ナノプラで使用可能な装置、受講者に関連した装置など、NAIST所属の装置群を見学しました。

第2日目: 9/1(木)

○DLS測定、ネガティブ染色試料観察、クライオTEM試料観察

菊池研究室にてDLSを測定を行い、以降のTEM観察でサンプルを確認するための基礎データを取得しました。

講義室で乾燥試料とクライオ試料の作製方法や違いについて説明しました。

ネガティブ染色試料とクライオTEM試料を観察し、試料作製と観察でのそれぞれの特徴を確認しました。

○受講者(名古屋大学)からの持参サンプル観察

講義の内容に注意してもらいながら作製のデモンストレーションを行い、受講者ご自身に持参サンプルを急速凍結作製し、作製した試料の写真撮影をしました。

ベシクルに100nm程度の粒子を内包させた実験で、内包分子の有無確認に使用できることを確認しました。

 

第3日目:9/2(金)

○受講者(九州大学、名古屋大学)からの持参サンプル観察

受講者ご自身に持参サンプルを急速凍結作製、観察をしてもらいました。

高分子内包ベシクルやベシクルカーボンナノチューブなど、様々なサンプルで実践的な実習を行いました。

開催趣旨である、現場での実技・技術的ノウハウについて実習することができ、またプラットフォームの枠を超え、交流を広めることで、技術者ネットワークの形成が図れた有意義な交流プログラムとなりました。

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