NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

京都府中小企業技術センターものづくり基盤技術セミナー開催報告

中小企業の「ものづくり基盤技術の高度化」支援のため、ナノテクノロジープラットフォームの初年度である平成24年度より本学共催事業として実施してきました京都府中小企業技術センターの掲題セミナーを平成29年7月18日(火)に開催しました。本学の先端技術シーズ研究の最前線を基礎から紹介、加えて本学ナノテクノロジープラットフォームの利用促進を図る試みとして本年度は「塗って作る軽量、フレキシブル電子デバイス」を実現する有機半導体について基礎から研究の最前線までわかりやすく紹介しました。

主催:京都府中小企業技術センター、公益財団法人京都技術科学センター

共催:奈良先端科学技術大学院大学ナノテクノロジープラットフォーム

日時:平成29年7月18日(火) 14:00 〜 16:30

場所:京都府産業支援センター 5階 研修室(京都リサーチパーク東地区内)

講演:「新規有機エレクトロニク材料の合成と応用」

講師:奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 教授 山田 容子 氏

本講演では、「有機エレクトロニクスとは何か」という研究開発の背景を紹介し、その中で有機半導体がどのような特徴を持ちどのような期待を集めているかを概説、その後でその基幹技術の一つである溶液プロセスによる有機薄膜結晶の作製法について世界の研究開発現状及び山田研究室で行われている研究の具体的事例について紹介されました。聴講者は31名を数え、当該分野の基礎から応用までの一環した理解を深めることのできる講演でした。トランジスタから太陽電池まで幅広い応用展開の事例が聴講者の興味を喚起し、熱心な質疑応答の時間となりました。併せてナノテクノロジープラットフォーム事業の本分野での利用度の高さが容易に察せられる内容であったこともあり、利用問合わせ等に繋がっています。

本学ナノテクノロジープラットフォームでは、平成24年開始以来の新材料創成とモノづくり支援の活動が認知されつつあり、支援件数は順調に増加しております。平成28年度実績で64件と、過去最高であった平成27年度の実績57件を見ても着実に増加しています。支援先は大学等アカデミアから中小・ベンチャーに加えて大企業にも及ぶ企業群に渡り、それぞれ大凡50%程度とアカデミアのみならず産業技術開発支援にも大きく貢献してきています。今後もアカデミア及び産業界に対してこれまでにも増して、特に研究要素の強い内容を中心に強力に支援を継続します。

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