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光機能素子科学講座の田川礼人君が日本光学会第7回関西学生研究論文講演会優秀講演賞を受賞

【受賞概要】

 2009年3月9日に開催された日本光学会情報フォトニクス研究グループ第7回関西学生研究論文講演会において,光機能素子科学講座の田川礼人君(平成21年3月博士前期課程修了,現博士後期課程1年)が講演奨励賞を受賞しました.同講演会は,各研究機関の学生が情報フォトニクス分野の成果を発表するものです. 受賞対象となった発表は,「マウス脳内神経活動in vivo計測用高機能CMOSイメージセンサの開発」で,光機能素子科学講座 太田淳教授を研究代表者とし,バイオサイエンス研究科細胞構造学講座(塩坂貞夫教授)とともに行っている共同研究の成果です.

【受賞研究テーマ】

マウス脳内神経活動in vivo計測用高機能CMOSイメージセンサの開発

【共同研究者・共著者】

田川 礼人(M2学生;現D1)
共著者:樋口 彩沙子(M2), 杉山 哲也(M2), 南 裕樹(M2), 笹川 清隆(助教), 徳田 崇(准教授), 畠中 由美子(PD), 田村 英紀(バイオサイエンス研究科助教), 塩坂 貞夫(バイオサイエンス研究科教授), 太田 淳(教授)

【受賞者コメント】

 このたび,日本光学会情報フォトニクス研究グループ第7回関西学生研究論文講演会においてこのような賞を頂き,大変光栄に思います.今回の発表は,戦略的創造研究推進事業(CREST)「バイオメディカルフォトニックLSIの創成」(研究代表者:太田淳教授)によるものです.御指導頂きました太田先生,塩坂先生をはじめ両講座の皆様に深く感謝いたします.今回の受賞を励みに,今度も日々研究活動に励んで参りたいと思います.

【受賞対象となった研究の内容】

 脳神経科学や医療の分野では海馬や大脳基底核,扁桃体といった脳深部の神経活動が注目されています.本研究はfMRI(機能的磁気共鳴診断)やPET(陽電子診断写真)等の従来技術では困難であったマウス脳深部における神経活動をイメージングするための脳埋込型CMOS イメージセンサの開発を目的としたものです.イメージセンサ画素アレイ上にはPt電極を搭載することで脳内における蛍光計測だけでは無く,神経細胞の電気刺激や電位計測も可能とすることを目指しています.CMOSチップは異方性エッチングを施すことで先端部の幅を約0.6mmの長方形状に加工し,蛍光励起用のLEDをチップ上に配置したことで脳組織へ低侵襲な小型高機能CMOSイメージセンサを実現しました.(図1)

 

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