NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

バイオミメティック科学研究室の池田篤志准教授らの研究成果が,英国王立化学会のOrganic & Biomolecular Chemistry誌2013年11巻16号の表紙 (Front cover) を飾りました

バイオミメティック科学研究室の池田篤志准教授らの研究成果が,英国王立化学会のOrganic & Biomolecular Chemistry誌2013年11巻16号の表紙 (Front cover) を飾りました.

人工細胞の一つであるリポソームは,抗がん剤などのドラッグキャリア(薬の運搬人)として非常に注目されている.その表面にポリエチレングリコール(PEG)鎖を導入すると,抗がん剤などの血中滞留性が長くなるという長所になる反面,がん細胞に取り込まれにくくなるという欠点があった.そこで,リポソーム膜内にフラーレン誘導体を導入したPEG修飾リポソームを作製し,これに光照射することによってフラーレン誘導体から溶存酸素へのエネルギー移動により生成した一重項酸素によってPEG鎖を切断するシステムを構築した.この結果,光切断前に比べ,PEG鎖を光切断した方が,がん細胞へのリポソームの取り込み能が向上することを実証した.すなわち,例えば抗がん剤を含んだPEG修飾リポソームをがん腫瘍に集積させた後,その部位に選択的に光照射を行えば,抗がん剤を含むリポソームが効率よくがん細胞内へ取り込まれ機能するはずで、今後その実用化に向けた研究を進めて行く予定である.

【Organic & Biomolecular Chemistry誌へのリンク】
http://pubs.rsc.org/en/journals/journalissues/ob

 

【Front coverへのリンク】
http://pubs.rsc.org/en/content/articlepdf/2013/ob/c3ob90042h/2013-03-26?page=search

バイオミメティック科学研究室のホームページはこちらをご覧ください.

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