NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

バイオミメティック科学研究室の池田篤志准教授がHGCS Japan Award of Excellence 2012を受賞

本賞は第9回ホスト・ゲスト化学シンポジウムにおいて,Springer 社発刊”Journal of Inclusion Phenomena and Macrocyclic Chemistry”誌と連携して設けられている賞です.

リポソームにより水溶化されたフラーレンとその光線力学活性
(Fullerenes Water-solubilized by Liposomes as Host and their Photodynamic Activities)

この度,ホスト-ゲスト・超分子化学研究会からこのような賞をいただき,大変光栄に思います.今回の受賞を励みとし,ホスト-ゲスト化学に関する研究を通して,今後も物質創成科学研究科が目指す光ナノサイエンスの開拓に貢献してまいりたいと存じます.

フラーレンの水溶化は生化学などへの応用を行う上で重要である.これまで,フラーレンの水溶化は,(i)水溶性置換基で化学修飾する化学的方法と(ii)可溶化剤によるホスト-ゲスト錯体を作製する物理的方法の二種類に分類できる.これらの中で,リポソームを可溶化剤(ホスト)として用いる方法は,生 体適合性の高さや表面修飾の容易さなどから,フラーレンの水溶化のみではなく,生体内で適所にフラーレンを運ぶキャリヤーとしての能力も有する.しかし,従来のフラーレン含有リポソームの作製方法では,フラーレンの可溶化能が低いこと,およびフラーレンを含有したリポソームが非常に不安定であるという問題点があった.本申請者は,フラーレン交換法という新規な方法を用いることによって,高濃度で安定なフラーレン含有リポソームを作製することに成功した.このリポソームは光線力学活性を持ち,がん細胞を可視光により死滅させることができる.このことから,新しいがん治療法である光線力学治療への応用が期待される.

 

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