NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学研究室 坂田智裕君が2012 GIST-NAIST-NCTU Joint Symposium on Interdisciplinary Nanoscience & Beyondにおいてgolden awardを受賞

2012年11月18~21日にNational Chiao-Tung University において開催された,2012 GIST-NAIST-NCTU Joint Symposium on Interdisciplinary Nanoscience & Beyondにおいて,凝縮系物性学研究室の坂田智裕君(博士後期課程1年)がgolden award賞を受賞しました.

Observation of Electronic Structure of Pb/Ge(001) by Angle Resolved Photoelectron Spectroscopy

[発表者]坂田智裕(D1)
[共著者]武田さくら(助教),安田馨(M2),Nur Idayu Ayob(D1),山谷寛(研究員),大門寛(教授)

この度,大変名誉ある賞をいただき,光栄に思います.日頃から熱心に御指導頂いている大門寛教授,武田さくら助教をはじめとし,スーパーバイザーである浦岡行治教授,黄晋二准教授には平素よりたくさんの有用なご指導ご鞭撻をいただき深く御礼申し上げます.また本研究室の安田馨さん(M2)には,サンプルの迅速な真空槽導入のため研究室からクリーンルームまでの過酷な階段昇降を何度もしていただき大変感謝しております.これらの方々のご尽力なくしては,本受賞はもとよりよいデータまたよい表面は得られなかったと思います.
最後に,実験の度実験結果を通して解析するのが大変なほどたくさんの新しい知見を与えてくれる私のゲルマニウムサンプルとの出会いに深く感謝します.
本受賞を励みに,今後も研究に精進いたします.

当研究室では,角度分解光電子分光という物質の特性を考える上で必要不可欠なバンド構造が直接観察できる実験手法を用いて主に半導体やひずみ半導体における表面や表面近傍の電子状態の解明を試みております.中でもゲルマニウムは,高いキャリア移動度によるデバイス高性能化として期待されているだけでなく,次世代デバイスであるスピン情報を使うスピントランジスタとしても期待されています.本発表では,この実験手法を用いて次世代デバイスとして期待が持たれている鉛を数層つけたゲルマニウムの電子状態を行い,観測されたバンド構造の由来がゲルマニウムの表面近傍のバンド構造であることを突き止めました.また鉛を数層つけたゲルマニウムの表面近傍におけるバンド構造は,バルクのゲルマニウムの電子状態(計算)と大きく異なることがわかりました.今後は,スピン状態を含めたより詳細な電子状態の解明に取り組んでいく所存です.

凝縮系物性学研究室のホームページはこちらをご覧ください.

トピックス

  • Youtube 物質創成科学研究科・オフィシャルチャンネル
  • 大学へのアクセス・問合せ

ピックアップコンテンツ

  • 新領域を切り拓く光ナノ研究者の養成
  • ITP 若手研究者インターナショナルトレーニングプログラム
  • ナノテクノロジープラットフォーム 分子・物質合成プラットフォーム
  • グリーンフォトニクス研究プロジェクト
    • 年間予定表
    • 物質創成科学研究科 公式Facebookページ