NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

バイオミメティック科学研究室の池田篤志准教授らの研究成果が,Royal Society of Chemistry(イギリス王立化学会)のジャーナル Organic & Biomolecular Chemistry 誌の2011年8号の表紙を飾りました

リポソームは様々な薬物をその中に閉じ込めて患部まで運ぶドラッグキャリヤーとしての応用が注目されている.我々は,このリポソーム内に光線力学治療(PDT)薬(新しいがん治療薬)として注目されているC70を高濃度で導入するため,シクロデキストリン・C70錯体からリポソームへ C70を移動させる”交換反応法”を開発した.しかし,この交換反応は,これまでリポソームが硬い状態であるゲル相では起こらず,柔らかい液晶相でしか起こらなかった.ところが今回,π分子をリポソーム内に少量添加することにより,ゲル相においても交換反応を進行できることを明らかにした.この結果,タンパク質や抗原抗体などを導入した機能性リポソームにおいても,より低温のゲル相でフラーレン類をこの交換反応で取り込ませることができるようになったので,フラーレン含有リポソームの新しいがん治療薬への応用が可能になった.

Formation and regulation of fullerene-incorporation in liposomes under the phase transition temperature

Atsushi Ikeda*,1, Yoshihiko Kawai1, Jun-ichi Kikuchi1, Motofusa Akiyama1, Eiji Nakata2, Yoshihiro Uto2 and Hitoshi Hori2(奈良先端大院物質1・徳島大院ソシオテクノサイエンス2

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