NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

反応制御科学研究室修了生のAde Arsianti博士が2011年 第二回 International conference on Pharmacy and Advanced Pharmaceutical Science(ICPAPS)において口頭発表で最優秀賞を受賞

  • Marchaban 薬学部長(右・Gadjah Mada大学)とDr. Anton Bahtiar(左・バイオサイエンス研究科修了生)との記念撮影
  • 授賞式の様子

反応制御科学研究室修了生(2011年3月修了)のAde Arsianti博士が,2011年 第二回 International conference on Pharmacy and Advanced Pharmaceutical Science(ICPAPS)において,口頭発表で最優秀賞を受賞しました.会議は,2011年7月19~20日,Grada Sabha Pramana GradaのGadjah Mada大学で,奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)とDeutscher Akademischer Austausch Dienst-German Academic Exchange Service(DAAD)が後援して開催されました.
この国際会議では薬学と先進薬科学の分野から7か国からの200名を超える参加者があり,14招待講演と160名の口頭およびポスター発表が行われました.
口頭およびポスター発表の中から,臨床・社会薬学,薬学,先進薬科学の進展において,多大なる貢献を上げた研究者に,最優秀賞が授与されました.
第二回ICPAPSでAde Aesianti博士が受賞した口頭発表の最優秀賞の授賞式が,2011年7月20日にインドネシアのジョクジャカルタのGadjah Mada大学でありました.

アンチマイシンA3類縁体の合成と抗ガン活性

Ade Arsianti,谷本裕樹,森本積,垣内喜代三

この賞を受賞したことを大変光栄に思っています.
この会議で発表した成果は,私が奈良先端科学技術大学院大学で博士後期課程在籍時に行った研究に基づいています.たくさんの方々のご協力やご支援がなければこの賞をいただくことはできなかったと実感しています.この機会に,垣内喜代三教授,森本積准教授,谷本裕樹助教,そして反応制御科学研究室のすべてのメンバーに,いただいたご助力,貴重なご助言,大きなご支援に心よりお礼申し上げます.
また,私の博士研究の研究費をご支援いただいた奈良先端科学技術大学院大学の磯貝彰学長,物質創成科学研究科の谷原正夫前研究科長に深い感謝の意を表したいと思います.
薬理学的評価を行っていただいたバイオサイエンス研究科の竹家達夫教授(現名誉教授)とDr. Anton Bahtiarに感謝申し上げます.
さらに,高分解能質量分析を行っていただいた西川嘉子技術職員とX線結晶構造解析を行っていただいた片尾昇平技術職員に感謝いたします.

新手のポリヒドロキシル化された18のアンチマイシンA3類似体が合成された.
その合成はBoc-L-Threonineとともに始まり,閉環メタセシス反応とシャープレス不斉シヒドロキシル化のワンポットホモカップリングの方法によって達成されました.
その類似物はヒーラ細胞,乳腺MDA-MB-231細胞,および前立腺PC-3細胞に対してアンチマイシンA3のものより大きい抗癌活性を表しました.

多くの水酸基を含む18員環の新しいアンチマイシンA3類縁体が化学合成されました.市販されているアミノ酸誘導体のBoc-L-Threonineから,閉環メタセシス反応(2005年ノーベル化学賞)とシャープレス不斉シヒドロキシル化(2001年ノーベル化学賞)を巧みに使うことにより,この類縁体の合成が達成されました.この類縁体は,子宮ガンHeLa細胞,乳ガンMDA-MB-231細胞,および前立腺ガンPC-3細胞に対して,既知のアンチマイシンA3よりも優れた抗ガン作用を示すことが明らかになりました.

反応制御科学研究室のホームページはこちらをご覧ください.

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