NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学研究室 松井公佑さんが第108回触媒討論会において優秀ポスター発表賞を受賞

2011年9月20~22日に開催された,第108回触媒討論会において,凝縮系物性学研究室の松井公佑(博士後期課程1年)さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました.

二次元光電子回折分光法による脱硫触媒Ni2P(10-10)の局所原子構造・電子状態解析

[発表者]松井公佑(D1)
[共著者]松井文彦(助教),前島尚行(D1),松下智裕(SPring-8),有賀寛子(北大),朝倉清高(北大),大門寛(教授)

この度,大変名誉ある賞をいただき,大変光栄に思います.日頃から熱心に御指導頂いている大門寛教授,松井文彦助教をはじめとし,実験の遂行・解析ソフトの開発でお世話になっているSPring-8の松下智裕博士,共同研究でお世話になっている北海道大学触媒化学研究センターの朝倉清高教授,有賀寛子助教に深く御礼申し上げます.受賞を励みに,今後も精力的に活動していきたいと思います.

天然物である石油資源には窒素・硫黄化合物が含有されており,これを燃焼するとNOxやSOxと呼ばれる,大気汚染物質が排出されてしまいます.そこで従来,水素化脱硫・脱窒素反応による除去が行われてきました.そして近年,この反応に高活性を示す新規な触媒系として,Ni2Pが提案されています.しかし,触媒活性を見出す原子構造や電子状態は明らかにされておらず,また効果的な観測手法も確立されていないため,触媒開発戦略が確立されていないのが現状です.
当研究室では,光電子回折法とX線吸収構造(XAS)を融合させた独自の解析技術:回折分光法を開発し,本研究ではこれを適用し解析を行いました.本手法は,触媒観察で重要となる表面敏感性だけでなく,元素選択・サイト選択性を有するため,触媒の活性点を選択的に観測できることが期待されます.発表では,従来難しいとされてきた,局所構造由来の電子状態を直接観察した例について報告させていただき,多くの反響が得られました.

 

凝縮系物性学研究室のホームページはこちらをご覧ください.

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