NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学研究室 藤田將喜さんが第7回日本表面科学会放射光表面科学部会・SPring-8利用者懇談会 顕微ナノ材料科学研究会合同シンポジウムにおいて優秀ポスター賞を受賞

2011年11月25~26日に開催された,第7回日本表面科学会放射光表面科学部会・SPring-8 利用者懇談会 顕微ナノ材料科学研究会合同シンポジウムにおいて,凝縮系物性学研究室の藤田將喜さん(博士前期課程1年)が優秀ポスター賞を受賞しました.

Ni(111)表面の円偏光光電子・Auger電子回折

<発表者>藤田將喜(M1)
<共著者>松井文彦(助教),藤岡ゆかり(立命館大),滝沢優(立命館大),難波秀利(立命館大),前島尚行(D1),松井公佑(D1),堀江理恵(M2),石井良(M1),安田馨(M1),松下智裕(SPring-8),大門寛(教授)

この度は名誉ある賞を頂き,大変光栄に思います.本研究室に配属後,初めての学外発表においてこのような高い評価を頂けたのは,日頃より熱心に御指導頂いている大門寛教授,松井文彦助教をはじめ,実験の遂行・解析ソフトの開発でお世話になっているSPring-8の松下智裕博士,共同研究でお世話になっている立命館大学の滝沢優博士,藤岡ゆかりさん,本研究室の先輩方や同級生の温かいご助力のおかげであり,皆さまに心より感謝申し上げます.今回の受賞を励みに,今後も精力的に研究に取り組んでいきたいと思います.

Ni L3吸収端近傍における光電子・オージェ電子の共鳴と遷移過程について調べるため,当研究室独自の二次元表示型球面鏡分析器(DIANA)とSPring-8 BL25SUの円偏光軟X線を用いて,光電子・オージェ電子回折パターンやX線吸収構造(XAS)の測定を行いました.当研究室独自の分析器とSPring-8の良質な円偏光軟X線の組み合わせにより測定される回折パターンには,従来の手法では測定できない情報が含まれており,これにより未知の物性を明らかにすることができます.
この手法をNi(111)に適用することで,通常オージェ回折パターンには現れない円二色性が,L3吸収端近傍において明確に現れることを発見しました.また,光電子とオージェ電子の両過程の共鳴においては円二色性を示すピークがぼやけており,共鳴における光電子の放出過程が通常とは異なることを示唆する結果を得ました.当日はこれらの成果を発表し,多くの反響を頂きました.

 

凝縮系物性学研究室のホームページはこちらをご覧ください.

トピックス

  • Youtube 物質創成科学研究科・オフィシャルチャンネル
  • 大学へのアクセス・問合せ

ピックアップコンテンツ

  • 新領域を切り拓く光ナノ研究者の養成
  • ITP 若手研究者インターナショナルトレーニングプログラム
  • ナノテクノロジープラットフォーム 分子・物質合成プラットフォーム
  • グリーンフォトニクス研究プロジェクト
    • 年間予定表
    • 物質創成科学研究科 公式Facebookページ