NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学講座の後藤謙太郎さんらがThe 6th International Workshop on Nano-scale Spectroscopy and NanotechnologyにおいてStudent Awardsを受賞

2010年10月29日,神戸大学において,凝縮系物性学講座の後藤謙太郎さんらがThe 6th International Workshop on Nano-scale Spectroscopy and Nanotechnology 「Student Awards」を受賞しました.

Orbital angular momentum analysis of 1T-TaS2 valence band electron by circularly-polarized-light photoelectron diffraction

後藤謙太郎(博士後期課程3年),
松井文彦(助教),松本拓(平成21年3月卒業),西嘉山徳之(平成22年3月),松井公佑(博士前期課程2年),前島尚行(博士前期課程2年),松下智裕(JASRI/Spring-8),加藤有香子(JASRI/Spring-8,平成20年3月卒業),大門寛(教授)

この度,The 6th International Workshop on Nano-scale Spectroscopy and Nanotechnologyにおいてこのような賞を頂き,大変光栄に思います.熱心に御指導頂きました大門先生,松井先生をはじめ講座の皆様,ならびにSPring-8での実験や解析ソフトの開発などに多大なご協力をして頂いた,松下さん,加藤さんに深く感謝いたします.今回の受賞を励みに,今後も研究活動に励んで参りたいと思います.

本研究テーマは,二次元光電回折パターンを用いて,1T-TaS2の価電子帯における原子軌道を直接的に算出する手法についての研究である.
本研究で用いた二次元光電子パターンにおいては,我々のグループが開発しSPring-8 BL25SUに設置されている二次元表示型角度分解型光電子分光装置(Display-type spherical mirror analyzer: DIANA)と, 円偏光を発生させる円偏光アンジュレータを利用した.光をサンプルに当てると,光電子が励起されて,飛び出してくる.DIANAを使って,光電子の放出角度分布をスクリーンに投影すると,ほぼ原子配列の投影像と同等のものを得ることができる.また右ネジ円偏光,左ネジ円偏光を照射して得られる2枚のパターンを利用することにより価電子帯領域における原子軌道解析を行うことができる.
本研究テーマにおいて試料として用いた1T-TaS2は,極低温にすることによりCharge density wave(CDW)相転移といった物理現象を引き起こし,超電導体や絶縁体といった物性特性を示す興味深いサンプルである.本研究テーマでは,1T-TaS2の試料を用いて,価電子帯の二次元光電子パターンの測定を行った.
本研究テーマのような新規実験手法を開発することにより,今まで解明されていない物理現象の解明に繋がると期待される.

凝縮系物性学講座のホームページはこちらをご覧ください.

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