NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

超分子集合体科学研究室の宮本昂明君(博士後期課程2年)が、第25回金属の関与する生体関連反応シンポジウムにおいてポスター賞を受賞

2015年5月30日~31日に長崎大学文京スカイホール (長崎)で開催された第25回金属の関与する生体関連反応シンポジウムにおいて、超分子集合体科学研究室の宮本昂明君(博士後期課程2年)がポスター賞を受賞しました。同賞は、金属の関与する生体関連反応の発展に貢献しうる優秀なポスター講演を行った若手研究者を表彰し、その成果を称えることを目的として、ポスター総数33件の中から6件の発表に対して授与されたものです。

Structure and Property of Domain-swapped Cytochrome cb562

宮本 昂名(D2)、栗林 麻衣(平成24年度修了生)、長尾 聡(助教)、庄村 康人(茨大、准教授)、樋口 芳樹(兵県大、教授)、廣田 俊 (教授)

この度,第25回金属の関与する生体関連反応シンポジウムにおいて、ポスター賞を受賞することができ大変光栄に存じます。今回の受賞にあたり、廣田教授をはじめとする超分子集合体科学研究室の皆様ならびに共同研究者の先生方に深く感謝致します。

近年、タンパク質に基づくナノスケールの構造体が大きな注目を集め、ユニークな構造と高度な機能をもつタンパク質ナノ構造体の創成に関する研究が活発になされています。超分子集合体科学研究室では、タンパク質が分子間で構造領域を交換することで多量体を形成するドメインスワッピング機構に着目し、種々のヘムタンパク質がドメインスワッピングにより多量化することをこれまでに明らかにしてきました。本研究では、ヘムタンパク質の1種であるシトクロムcb562がドメインスワッピングにより二量体を形成することを見出しました。さらに、結晶中で3分子のドメインスワップした二量体が特異なケージ構造をとり、ケージ構造の内部空間には15個のZn2+イオンと7個のSO42−イオンからなるクラスターの存在を明らかにしました。このようにドメインスワップしたタンパク質のケージ構造形成はこれまでに全く報告例がなく、タンパク質ケージはユニークな構造を持ち、ドメインスワッピングがタンパク質ナノ構造体の作製に有用であることを示しています。これらの成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。

 

超分子集合体科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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