NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

情報機能素子科学研究室のYana Mulyana君(博士後期課程3年)が国際会議(AMFPD2014)にてStudent Paper Awardを受賞

2014年7月2日~4日に龍谷大学アバンティ響都ホールにて開催されたAM-FPD ‘14(The 22nd International Workshop on Active-Matrix Flat-panel Display and Devices)国際会議において、情報機能素子科学研究室のYana Mulyana君(受賞当時:博士後期課程2年)がStudent Paper Awardを受賞しました。

Oxidation of Graphene Film by Non-Thermal Treatment for New Sensing Devices

Yana Mulyana,上沼 睦典, 岡本 尚文, 石河 泰明, 山下 一郎, 浦岡 行治

この度は、国際会議AM-FPD‘14において、Student Paper Awardを頂き、大変光栄に存じます。誠に有難う御座いました。日々の研究成果がこのような賞につながり大変うれしいです。これも、関わってくださった皆様のおかげです。この場をお借りして、この研究に携わったすべての方々に心より感謝申し上げます。本研究で行ったUV/O3処理による高品質な酸化グラフェンの合成法の開発が高く評価され、受賞に至ったのだと思います。この受賞を契機とし、今後ともグラフェンの研究に励んでいく所存であります。

グラフェンには、機械的強度、化学的安定性、高い導電性、室温での高いキャリア移動度などの優れた特性があります。また、グラフェンは2次元的な材料で表面敏感に応答するという性質から、高感度なセンサーへの応用が期待されます。グラフェンの電子物性を制御し、より機能化するために、近年、グラフェンの酸化還元反応が研究されてきています。1940年代に開発されたHummers法が広く用いられていますが、反応性の強い化学薬品を使用するため、不可逆的にグラフェン格子に多量の欠陥が導入され、高特性は得られませんでした。本研究では、より簡便な方法として、オゾン雰囲気中での紫外線照射により室温大気圧でグラフェン格子に酸素をドープする手法でグラフェンを酸化させ、大気中での紫外線照射により酸化グラフェンを還元する手法を開発してきました。化学薬品を使うことなく、気相プロセスを用いた簡便な手法により、格子欠陥を導入することなく、可逆的な酸化還元反応を可能にする酸化グラフェンの合成に成功しました。

 

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