NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

有機光分子科学研究室の山下正貴君(博士後期課程2年)が第26回基礎有機化学討論会にてポスター賞を受賞

2015年9月24〜26日、有機光分子科学研究室の博士後期課程2年山下正貴君が愛媛大学・松山大学で行われた第26回基礎有機化学討論会で「ポスター賞」を受賞しました。本討論会は、基礎有機化学分野(構造有機化学,反応有機化学,ホストゲスト化学,超分子化学)の最新研究に関する本分野の主要な学会であり、本賞は優れた研究発表を行った学生を表彰するものです。ポスター発表284件、ポスター賞審査対象177件で、受賞者は22件でした。

イミドナフタレン縮環TTFの合成と物性

山下 正貴、荒谷 直樹、Burnett Ned、Zhang Lei、Briseno Alejandro、山田容子

この度、基礎有機化学討論会において、このような素晴らしい賞をいただき大変光栄に思います。本発表の一部は昨年度から本年度にかけて3ヶ月間留学していたUniversity of Massachusetts Amherst, Briseno groupでの成果です。留学での経験や学んだことが結果に結びついて、受賞できたことを非常に嬉しく感じております。研究を遂行するにあたり、熱心にご指導していただいたBriseno先生やBriseno groupの皆様、山田先生をはじめとする研究室の皆様、また留学をご支援いただいた物質創成科学研究科の先生方や事務の皆様に感謝いたします。今回の受賞を励みにより一層研究に精進したいと思います。

今回、我々は高い安定性と結晶性を示すデバイス作製を目的として、アセン縮環TTFにアルキルイミド基を導入したイミドナフタレン縮環TTF (Cn-DIN-TTF, n = 6 ,8,10,12)の合成を行いました。合成したDIN-TTFは、いずれの側鎖においても有機溶媒に対して難溶性を示しました。そこで真空蒸着により作製した素子を用いてOFET特性を評価したところ、良好なホール輸送特性を得ることができました。さらにC6-DIN-TTFでは蒸着成膜の際に、表面処理や基板加熱により結晶性および配向性を制御することにも成功しました。これらを精密に制御することで、それぞれ目的とするデバイスにあった薄膜の成膜が可能となります。実際にFETに最適であるedge-on配向の薄膜素子では、face-on配向の素子に比べて1000倍のホール移動度を観測することができました。今後、さらなる素子作製の最適化を行い、移動度の向上を目指します。

 

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