NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

光情報分子科学研究室の谷口祐基君(博士前期課程2年)が、2015年10月のPEM2 (International Symposium for Photo- and Electro-Molecular Machines) にてベストポスター賞を受賞

PEM2 (International Symposium for Photo- and Electro-Molecular Machines)(2015年10月7日、トゥールーズ、フランス)にて光情報分子科学研究室の谷口祐基君(博士前期課程2年)がベストポスター賞を受賞しました。本シンポジウムは、超分子化学に関する分野で重要な成果を挙げている日欧の著名な研究者を招いて開催されました。ベストポスター賞はNature Publishing Groupをスポンサーとして、最も優秀なポスター発表を行った発表者(10件中1位)に贈呈されるものです。

End-to-End Self-Assembly of Semiconductor Nanorods and Tetrapods in Water

谷口祐基君(博士前期課程2年)・中嶋 琢也(准教授)・河合 壯(教授)

この度、International Symposium for Photo- and Electro-Molecular Machinesにおいてベストポスター賞を賜り、大変光栄に思います。今回の受賞にあたりまして、河合教授、中嶋准教授をはじめご指導いただきました先生方、および研究を行うにあたり支えていただいた家族、研究室のメンバー、技術職員の方々に厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後の科学技術の発展のため、より一層研究活動に励みたいと思います。

本研究は半導体ナノロッド粒子の構造異方性を利用した表面状態制御という独自のアプローチによる一次元ナノワイヤの作成と、その原理をテトラポッド粒子に応用し三次元自己集合体を作成したことを報告したものです。金属・半導体ナノ粒子材料はナノサイズ特有のバルクとは異なる物性を示し、さらに自己集合により単独では得られないキャリア移動特性やエネルギー移動特性、電荷分離特性を示すことが期待されます。特に、半導体ナノ粒子が一次元に集合したナノワイヤはナノ粒子特有の光学特性に加え、ベクトル的なキャリア輸送特性から薄膜太陽電池など多様な応用が期待されます。これまで、球形ナノ粒子を構成要素とする一次元自己集合に関してはいくつか報告がありますが、構造異方性を有するナノロッドを用いた研究は皆無でした。CdSeナノロッド粒子を構成要素とし、粒子表面を両親媒化することにより水中で長尺な一次元自己集合体をより効率的に形成することに成功し、さらに分岐構造を有するCdSeテトラポッド粒子を用いることで三次元自己集合体の形成に成功しました。これらは半導体特有の電子、光学特性を生かして、太陽電池をはじめ、様々なデバイスに応用できるものと期待しています。

 

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