NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

反応制御科学研究室と京都大学との共同研究論文が、英国王立化学会誌Polymer Chemistryのバックカバーに選出されました

反応制御科学研究室の長尾友彦君(2014年度修了)、藤原太郎君(M2)、谷本裕樹助教、垣内喜代三教授と京都大学重合化学研究室(中條善樹教授)との共同研究論文が、英国王立化学会誌Polymer Chemistryのバックカバー(裏表紙)に選出されました。

Fluorescence and phosphorescence study of germanium–acetylene polymers and germa[N]pericyclynes

Hiroki Tanimoto,* Tomohiko Nagao, Taro Fujiwara, Takahiro Kakuta, Kazuo Tanaka, Yoshiki Chujo and Kiyomi Kakiuchi*

アセチレンユニットは特異なπ軌道を有し、有機高分子材料の重要な元素ブロックとなっている。一方、ケイ素をはじめとした14族元素はσ-π共役に由来する独特の発光特性を示す。今回これら二つを組み合わせ、ケイ素よりさらに高周期14族元素であるゲルマニウムとアセチレンユニットからなる鎖状高分子ならびに環状分子であるゲルマペリサイクリンを合成し、その光学特性を解析した。蛍光発光では、分子量が増大するにつれ、特異的な発光挙動を示すようになることが明らかとなっただけでなく、遷移金属を持たない分子にもかかわらず、ケイ素よりも非常に強いりん光発光特性を有することを明らかにした。従来、有機ゲルマニウムに関する研究はケイ素などに比べて非常に少なく、本研究成果は遷移金属を必要としない導電性材料や発光材料開発におけるゲルマニウムの有用性を示したものであり、高機能性高分子材料の創出につながると期待できる。

Polymer Chemistry誌上発表論文へのリンク
http://dx.doi.org/10.1039/C5PY01255D

Back Coverへのリンク
http://dx.doi.org/10.1039/C5PY90179K

 

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