NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

センシングデバイス研究室の岡田豪助教が、第39回応用物理学会講演奨励賞を受賞

2015年応用物理学会秋季学術講演会で発表された3,290件の一般講演論文及び58件のシンポジウム講演のうち、予め申請のあった711件の口頭、ポスター講演の発表者の中から、厳正な審査の結果、33名が選出されました。応用物理学会講演奨励賞は,春季及び秋季の学術講演会において、応用物理学の視点から極めて価値のある一般講演論文を発表した若手会員に授与し、これを称えることを目的としています。

マイクロビーム放射線治療に用いる高線量・高解像度X線ドシメータ

岡田 豪(助教)、柳田 健之(教授)、上田 純平、田部 勢津久(京都大学)、Andy Edgar(ニュージーランド・ビクトリア大学ウェリントン)、George Belev(カナダ・カナディアンライトソース)、Safa Kasap(カナダ・サスカチュワン大学)

この度は、第39回応用物理学会講演奨励賞を受賞しました事を非常に嬉しく思っております。今後も研究を発展させ、より一層の成果を出していきたいと思っております。また、本研究に関わった関係者の方々に深く感謝いたします。

マイクロビーム放射線治療に用いるX線ビームの線量分布を計測する為には、数マイクロメートルの空間分解能および5~1000 Gyの高線量計測を併せ持つ計測技術が必要不可欠であるが、従来のX線計測技術では上記両者特性を併せ持つものは存在しなかった。

本研究では、Smをドープした材料を記録媒体として扱い、その中で生じるX線照射に伴う価数変化(Sm3+→Sm2+)を応用する事により高線量計測を実現し、共焦点顕微鏡を用いてこれら分布を高分解能で読み出す事に成功した。さらに、本技術を用いてマイクロビーム放射線治療の研究を行う各国の施設(カナディアンライトソース、ESRFおよびSPring-8)で用いられるマイクロビームの計測を行い、これまで知られていなかったビーム特性の違いを明らかにした。本研究における高精度でのマイクロビームの実測は世界で初めての成功例であり、本研究成果は世界的にも評価を受けている。

 

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