NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

有機固体素子科学研究室の伊藤光洋君が、第39回応用物理学会講演奨励賞を受賞

2016年3月19日‐3月22日に東京工業大学大岡山キャンパスにおいて有機固体素子科学研究室の伊藤光洋君が、第39回応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。この賞は2015年応用物理学会秋季学術講演会で発表された3,290件の一般講演論文及び58件のシンポジウム講演のうち,予め申請のあった711件の口頭,ポスター講演の発表者の中から,厳正な審査の結果,33名の方々が選出されました.

縞状ドーピングされたCNT紡績糸による熱電布の作製

 

伊藤 光洋(D3)、小泉拓也(M2)、阿部 竜(D2)、小島 広孝(特任助教)、中村 雅一(教授)

このような素晴らしい賞をいただき、とても光栄に思います。研究を進めるにあたり、熱心に御指導いただきました中村先生、小島先生をはじめ研究室の仲間に深く感謝いたします。この受賞を励みとし、今後の更なる発展を目指して日々研究活動に取り組んで参りたいと思います。

身の回りの廃熱から電力を得る熱電変換素子はIoT用電源として有望である。しかし、十分な温度差を得て高い出力を得るためには、2 mm以上の活性層厚みが必要と計算される。しかし、従来の蒸着やウェットプロセスでは、このような厚みを持った高品質な固体活性層を作製することは容易ではない。そこで本研究では、これらの課題を解決するために、糸状にした熱電材料を布に縫うことで作製する「熱電布」を考案した。本研究により開発された素子作製法は、複雑な配線プロセスを必要とせず、素子の厚みや面積の設計に自由度が高く、さらに、基材である布の柔軟性や伸縮性を活かすことができるという数多くの利点を有している。

 

有機個体素子科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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