NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学研究室の深見駿君が、3D活性サイト科学 第三回成果報告会において、ポスター賞を受賞

2016年3月7日(月)〜3月9日(水) 名古屋工業大学にて開催された新学術領域研究「3D活性サイト科学」の第三回成果報告会にて凝縮系物性学研究室の深見駿君(博士後期課程1年)がポスター賞である「大門賞」を受賞しました。この賞は、本会の企画の1つであるポスターセッション(68名参加)に於いて、優秀なポスター発表を行った若手研究者(2名)に授与されるものです。

二次元光電子分光によるWドープZnO単結晶薄膜の表面終端構造解析

深見駿、鈴木拓、安達裕、坂口勲、渡邉賢、木下豊彦、室隆桂之、松下智裕、田口宗孝、松井文彦、大門寛

S.Fukami , T.T.Suzuki , Y.Adachi , I.Sakaguchi , K.Watanabe , T.Kinoshita, T.Muro , T.Matsushita, M.Taguchi , F.Matsui , H.Daimon

このような賞をいただき、今後の研究活動に対し大変大きな励みとなります。本研究を遂行するにあたり、貴重な試料の提供と詳しい議論をいただいた物材機構(独) 鈴木拓博士にこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。また、このような貴重な研究機会を提供して頂き、実験から解析に至るまで、有益な指導をいただきました高輝度光科学研究センター 室隆桂之博士、松下智裕博士に御礼を申し上げます。更に、いつも親身にご指導をくださる大門教授、田口特任助教、松井准教授をはじめ、日ごろよりご指導・ご鞭撻を賜りました諸先生方、諸先輩方に心より感謝いたします。最後に,日頃より良き相談相手となり、精神的な支えとなってくれている研究室の皆様に深く感謝いたします.

半導体ガスセンサに用いるセンシング材料の探求は、近年環境エネルギー分野においてその重要性が増しています。酸化亜鉛(ZnO)はその代表的なセンシング材料ですが、最近、鈴木博士らはWドープZnO(以下、W-ZnO)薄膜においてそのドープ量の増加に伴いセンシング特性が向上すること見出しました。本研究では、そのメカニズムを原子構造解析により解明するため、二次元光電子回折法を用いたW -ZnO薄膜表面の局所構造解析を行いました。その結果、ZnO単結晶の回折パターンとの比較により、薄膜が酸素終端であることを確認しました。また、W4f 回折パターンのFFPの位置および円偏光二色性の結果からは、表面第2層ではZnサイトにWが置換し、表面敏感であるFFPにZnとWで2°以上の差があることが明らかになりました。このことは、表面第2層においてZnおよびW原子周りの局所構造が異なることを示唆しており、実際のガス吸着時の最表面における局所構造解析において重要な知見となります。

 

凝縮系物性学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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