NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

凝縮系物性学研究室の橋本由介君(博士後期課程2年)が第57回真空に関する連合講演会において優秀ポスター賞を受賞

2016年11月29日から12月1日に名古屋国際会議場で開催された第57回真空に関する連合講演会において、凝縮系物性学研究室の橋本由介君(博士後期過程2年)が優秀ポスター賞を受賞しました。同賞は、ポスター賞候補者21名中2名の優秀者に授与されています。

Verwey転位温度前後でのマグネタイトのX線光電子磁気円二色性

橋本由介(D2)、松井文彦(准教授、グリーンナノシステム研究室)、田口宗孝(特任助教)、松田博之(特任助教)、深見 駿(D1)、田中一光(M2)、岡本隆志(M2)、米田允俊(M2)、大門 寛(教授)

この度、第57回真空に関する連合講演会において優秀ポスター賞を賜り大変光栄に思います。この受賞を励みとし研究活動に更に精進致します。日々ご指導を仰いでおります大門寛教授、田口宗孝特任助教をはじめ、大型放射光施設SPring-8での実験にご協力いただきました凝縮系物性学研究室ならびにグリーンナノシステム研究室の皆様に厚く御礼申し上げます。そしてスイス放射光施設でのビームタイム申請から実験・解析までサポートして頂きましたグリーンナノシステム研究室の松井文彦准教授、Paul Scherrer InstitutのDr. Mattias Muntwilerに特別な感謝の意を表します。この研究成果は平成27年度NAIST海外派遣プログラムの助成により得られました。

マグネタイトは人類に古くから利用されてきた磁性材料です。子どものときに砂場や理科の実験で見かける“砂鉄”のことです。マグネタイトは日常生活でも身近に利用されている物質ですが、固体物理学においては謎多き物質として世界中の研究者たちを悩ませ続けています。特に-150℃以下まで冷やすときに金属から絶縁体に変化する現象(Verwey転移)は、発見から約80年を経た現代でもその電気伝導機構を説明できる理論は確立されていません。

受賞者らは、マグネタイトのような結晶構造,電気的,磁気的物性が絡み合う複雑な物質の原子サイトを限定して測定可能な実験手法を開発しました。研究グループは大型放射光施設SPring-8の軟X線円偏光ビームラインBL25SUに設置された二次元表示型球面鏡分析器(DIANA)や、スイス放射光施設のPhotoemission and Atomic Resolution Laboratory (PEARL, ビームラインX03DA)を利用して、マグネタイトの2つのFe原子サイトごとの局所電子状態および磁気構造を分析しました。

 

凝縮系物性学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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