NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 ~光ナノサイエンス~

有機光分子科学研究室の池田枝里佳さん(博士前期課程2年)が第28回基礎有機化学討論会ポスター賞を受賞

2017年9月7−9日に九州大学にて開催された基礎有機化学会主催による第28回基礎有機化学討論会において、有機光分子科学研究室の池田枝里佳さん(博士前期課程2年)がポスター賞を受賞し、2017年9月9日に授賞式が行われました。同賞は、基礎有機化学分野(構造有機化学、反応有機化学、ホストゲスト化学、超分子化学)の最新研究に関する成果発表を行い、独自性・今後の発展性・プレゼンテーション内容および質疑応答などの観点から優れた発表を表彰するものです。

本年度は、175件の審査対象ポスターの中から24件の受賞者が選考されました。

含窒素ナノグラフェンの合成と物性

池田枝里佳、松本彬伸、荒谷直樹、山田容子

この度、伝統ある基礎有機化学討論会において、このような素晴らしい賞を頂き大変光栄に存じます。研究を遂行するにあたり、熱心にご指導していただいた山田先生・荒谷先生をはじめとする研究室の皆様、また種々測定をサポートしていただいた技術職員の方々に厚く感謝致します。基礎有機化学討論会を通して、著名な先生方から興味深い研究だと評価していただいたことを励みに、また沢山頂いた助言を有難く参考とさせていただき、今後より一層研究に精進したいと思います。

含窒素グラフェンは、酸素還元反応触媒として優れた働きを示すなど、グラフェンの機能を向上させた材料として注目を集めています。しかしながら含窒素グラフェンは、その窒素原子周りが様々な結合状態を形成しており、そのどれが真の触媒サイトとして寄与するのかという詳細な知見が殆ど得られていません。本研究では、分子性含窒素ナノグラフェンを合成しその構造に相関する物性の評価を目指しました。これまでに、ピリジンの周囲を全てアリール化し縮環した分子が得られており、今回、分子骨格中に窒素原子が単独で含まれる、全てが六員環で形成された安定なカチオン型ナノグラフェン分子の合成に世界で初めて成功しました。また還元反応による中性ラジカルの単離にも成功しております。得られた化合物は1H NMR、質量分析、吸収スペクトル、X線構造解析などによって同定し、光物性や電気化学測定の結果も合わせて報告しました。

 

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