NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

有機光分子科学研究室の林宏暢助教が日本化学会第98春季年会において優秀講演賞(学術)を受賞

2018年3月20日から23日にかけて日本大学理工学部 船橋キャンパスで開催された日本化学会第98春季年会において、有機光分子科学研究室の林宏暢助教が優秀講演賞(学術)を受賞しました。同賞は、発表内容、プレゼンテーション、質疑応答などにおいて優れた講演で、講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して授与されるものです。本年度は、優秀講演賞(学術)対象のB講演を行った161名のうち、厳正な審査の結果、32名に対して授与されました。

高次アセンの化学的・電子的構造に関する実験的考察

 

林 宏暢(助教)、山田 容子(教授)

この度、日本化学会第98春季年会において、このような素晴らしい賞を頂き大変光栄に思います。研究を遂行するにあたり、熱心にご指導いただいた山田容子先生および研究室の皆様、共同研究者の皆様に深く感謝いたします。皆様のご協力・ご指導により受賞に至ることができました。今回の受賞を励みに、より一層研究に精進し、新しい科学分野を開拓していきたいと思います。

ベンゼン環が直線上につながった高次アセンは、高い電荷輸送特性の発現が期待できるだけでなく、次世代有機半導体材料であるグラフェンナノリボン(GNR)の部分構造であり、新しいGNR開発における重要鍵化合物です。一方、高次アセンは難溶で不安定なため、通常の手法では合成や物性評価は困難でした。本研究は、溶媒に可溶な前駆体に外部刺激を与えて難溶な化合物に変換できる「前駆体法」と、「嫌気条件下(単結晶中や超高真空下)での変換反応」を組み合わせることで、高次アセンの構造・物性評価を行うことに成功しました。今後は、高次アセンの構造物性相関の解明をさらに進め、優れた有機半導体材料やGNRに代表されるナノカーボン材料の設計指針の獲得につなげたいと考えています。

 

有機光分子科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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