NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

センシングデバイス研究室の木村大海さん(博士前期課程2年)、白鳥大毅さん(博士前期課程1年)、福嶋宏之さん(博士前期課程1年)が、応用物理学会放射線分科会 次世代放射線シンポジウム2018において優秀発表賞を受賞

2018年8月6-8日にグランパスinn白浜にて開催されました応用物理学会放射線分科会 次世代放射線シンポジウム2018におきまして、センシングデバイス研究室の木村大海さん(博士前期課程2年)、白鳥大毅さん(博士前期課程1年)、福嶋宏之さん(博士前期課程1年)が放射線分科会の優秀発表賞を受賞しました。同賞は66件のポスター発表の中から7名の優秀者に授与されました。

 

【写真左から白鳥大毅さん、木村大海さん、福嶋宏之さん、河口範明准教授】

・(木村)希土類添加塩化セシウム透光性セラミックスの放射線応答特性

・(白鳥)Ce添加K2O-Al2O3-P2O5ガラスの放射線誘起蛍光特性

・(福嶋)Ce:CaHfO3単結晶シンチレータの開発

・木村大海(M2), 加藤匠(D1),  岡田豪(助教), 河口範明(准教授), 柳田健之(教授)

・白鳥大毅(M1), 磯川裕哉(M2), 佐溝隼太(M2), 岡田豪(助教), 河口範明(准教授), 柳田健之(教授)

・福嶋宏之(M1), 中内大介(D2), 岡田豪(助教), 河口範明(准教授), 柳田健之(教授)

(木村)このような素晴らしい賞を賜り大変嬉しく感じております。本受賞を励みに今後も研究に邁進していきたいと思います。ご助力くださった先輩方、先生方に感謝するとともに,今後も研究活動に励みたいと考えております.

(白鳥)栄えある放射線分科会の優秀発表賞に選出していただき、至極光栄に存じます。これは偏に柳田教授をはじめとした先生方、先輩方のご指導の賜物であると深く感謝しております。これに慢心することなく、一層の精進を重ねてまいる所存であります。

(福嶋)この度は次世代放射線シンポジウム2018においてポスター賞を受賞し、身に余る光栄です。 受賞するにあたって、ご尽力を賜りました柳田先生をはじめとする先生方および先輩方の皆様に深く感謝申し上げます。今後もより一層研究に励みたいと考えております。

 

(木村)シンチレータは放射線のエネルギーを吸収し、瞬時に光子へと変換する機能を持つ素子であり、放射線検出のために医療やセキュリティ分野で広く用いられています。従来の材料形態には単結晶が用いられてきましたが、近年その代替材料として透明セラミックスが注目されています。一方で透明セラミックスに関する研究の大半は酸化物であり、ハロゲン化物を用いた透明セラミックスはあまり検討されていませんでした。本研究ではCe添加CsCl透明セラミックスの開発に成功し、そのCe3+の5d-4f遷移に伴う高速な蛍光寿命をはじめとする優れた特性を明らかにしました。

(白鳥)線量計(ドシメータ)は放射線によるエネルギーを蓄積し、光や熱による励起によってその蓄積エネルギーを放出させることで発光量に応じた被曝線量を得ることができる素子であります。線量計は発光量の高い単結晶やセラミックスに代わり、安価かつ用途に応じて組成変更可能なガラス材料が注目されております。我々は優れた発光量を示すことが知られているリン酸塩をベースとしたK2O-Al2O3-P2O5ガラスにCeを添加させることで5d-4f遷移による発光と、良好な線量応答性能を得ることができました。

(福嶋)シンチレータは電離放射線が入射した際に大量のフォトンを放出する蛍光体であり、今回着目した酸化ハフニウム系材料は密度が高く、実効原子番号が大きいため、γ線やX線検出用シンチレータとして有用な候補材料の1つです。しかしながら、高融点であるがためにセラミックや粉末による報告に留まっていました。本研究ではCe添加CaHfO3バルク結晶の成長に成功し、その特性を評価したところ、高い発光量を有することが分かりました。

 

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