NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

センシングデバイス研究室の磯川裕哉さん(博士前期課程2年)、小川泰輝さん(博士後前期程2年)が第79回応用物理学会秋季学術講演会において放射線分科会学生ポスター賞を受賞

2018年9月18-21日に名古屋国際会議場にて開催されました第79回応用物理学会秋季学術講演会において、センシングデバイス研究室の磯川裕哉さん(博士前期課程2年)、小川泰輝さん(博士後前期程2年)が、放射線分科会の学生ポスター賞を受賞しました。同賞は85件のポスター発表の中から8名の優秀者に授与されました。

 

【写真左から小川泰輝さん、河口範明准教授、磯川裕哉さん】

・(磯川)FZ法を用いたCe添加Y2O3-Al2O3-SiO2系ガラスの作製および放射線誘起蛍光特性

・(小川)Ceを添加したAE2MgSi2O7 (AE=Ca, Sr, Mg)結晶のシンチレーション特性評価

・磯川裕哉(M2), 中内大介(D2), 岡田豪(助教), 河口範明(准教授), 柳田健之(教授)

・小川泰輝(M2), 中内大介(D2), 岡田豪(助教), 河口範明(准教授), 柳田健之(教授)

(磯川)このような栄誉ある賞を頂き大変嬉しく感じております。本受賞を励みに今後も研究に邁進していきたいと思います。日頃から精力的にご指導頂き、このような発表の機会を与えてくださった柳田先生をはじめとする先生方に深く御礼申し上げます。

(小川)この度は第79回応用物理学会秋季学術講演会において、放射線分科会学生ポスター賞という素晴らしい賞を賜り、大変光栄に思います。また本研究が受賞するにあたって、多大なご協力をいただいた共同研究者および指導教員の皆様に感謝を申し上げます。今後も本受賞を励みとし、真摯に研究活動に取り組んでまいります。

 

(磯川)現在、一般的なガラスの作製方法として知られているのは、混合した粉末をるつぼに入れ、電気炉で溶かした融液を急冷することでガラス試料を得る方法です。しかしこの方法で試料作製する場合は、るつぼからの不純物の混入が懸念されます。光学式FZ (Floating Zone) 法を利用した手法を採用することでるつぼからの不純物の混入を減らすことができ、加えて高融点ガラスの作製およびガラス化範囲の拡大方法としても期待できます。そこで本研究ではFZ 法により作製したCe 添加Y2O3-Al2O3-SiO2 系ガラスに焦点を当て、その作製およびシンチレーション特性に関して詳細に調べました。

(小川)シンチレータは放射線のエネルギーを紫外線や可視光に変換する蛍光体で、医療・工業などの分野で応用されています。本研究では、メリライト型構造を有するAE2MgSi2O7 (AE = Ca, Sr, Ba) に着目しました。本材料はLEDなどの蛍光体の分野を中心に研究が進められていますが、シンチレータとしての報告は僅かしかありません。そこで今回我々はFloating Zone法を用いて、Ceを添加したAE2MgSi2O7 の合成を行い、シンチレーション特性に関する評価を行いました。その結果AE = Sr サンプルが最大の発光量を示すことが明らかとなりました。

 

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