NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

生体プロセス工学研究室の細川教授らが2018年秋季学術講演会 Poster Awardを受賞

2018年9月19日、生体プロセス工学研究室の細川教授らが、2018年秋季学術講演会 Poster Awardを受賞しました。同賞は、応用物理学の発展に貢献しうる優秀なポスター講演を行った会員に対して贈られるものです。本講演会では、1187件のポスター発表のうち21件が受賞しました。

蛍光アプタマーのフェムト秒レーザー細胞分子導入によるユーグレナ細胞内の多糖成分の高感度イメージング

前野貴則, 鵜沢尊規, 河野いづみ, 岡野和則, 飯野敬矩, 吹田啓介, 押川悠城, 小川太郎,

岩田修, 伊藤卓郎, 鈴木健吾, 合田圭介, 細川陽一郎

本研究は、内閣府革新的研究開発推進プログラムImPACT「セレンディピティの計画的創出」により得られた成果の一部です。本来ですと、実際に研究を推進した筆頭著者である前野貴則氏(元本学研究員)が発表するべき内容ですが、昨年に就職したため責任著者であります細川が代表として発表しました。多くの学会でのポスター賞は若手育成を目的とした賞ですが、応用物理学会におけるポスター賞は、口頭発表よりも他分野の専門家と議論が深められるポスター発表の促進を目的としたものです。そのため講演会における全ポスターが受賞対象となり、受賞者は学生、若手研究者から教授、企業研究者まで多岐におよびます。今回、受賞率2%弱の難関をくぐりぬけて受賞に至りましたこと、関係諸氏に深く感謝申し上げます。

藻類細胞は増殖が速く、制御された大量培養が比較的容易に行えるため、その産業利用が期待されている。中でもユーグレナ(ミドリムシ)が蓄積するパラミロンと呼ばれる特有の顆粒状の多糖は、食品、医薬品、バイオ燃料などの原料として注目されている。本研究では、フェムト秒レーザーによる細胞への分子導入法を用いて、ユーグレナ細胞内のパラミロンを蛍光検出できるポリペプチド分子(蛍光アプタマー)を導入し、その高感度な検出に成功した。学会発表は、T. Maeno et al. Scientific Report 8, 8271 (2018)に掲載されたこの研究成果とその成果に至る研究経緯をまとめて発表したものである。

 

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