NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

センシングデバイス研究室の加藤匠さん(博士後期課程3年)、白鳥大毅さん(博士前期課程2年)、福嶋宏之さん(博士前期課程2年)が第66回応用物理学会春季学術講演会において放射線分科会学生ポスター賞を受賞

2019年3月9-12日に東京工業大学大岡山キャンパスにて開催された第66回応用物理学会春季学術講演会において、センシングデバイス研究室の加藤匠さん(博士後期課程3年)、白鳥大毅さん(博士前期課程2年)、福嶋宏之さん(博士前期課程2年)がが放射線分科会学生ポスター賞を受賞しました。同賞は80件のポスター発表の中から8名の優秀者に授与されました。

【写真左から白鳥大毅さん、福嶋宏之さん、河口範明准教授、加藤匠さん】

・(加藤)無添加及びTb添加MgAl2O4 透明セラミックスのドシメータ特性

・(白鳥)放電プラズマ焼結法により作製したSn添加シリカガラスの放射線応答特性

・(福嶋)Ti添加CaHfO3結晶のシンチレータの開発

・加藤 匠(D2)、河口 範明(准教授)、柳田 健之(教授)

・白鳥大毅(M1)、木村大海(M2)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

・福嶋宏之(M1)、中内大介(D2)、 河口範明(准教授)、 柳田健之(教授)

(加藤)今回はこのような素晴らしい賞を受賞でき大変光栄に思います。本研究を行うにあたり、御指導頂いた柳田教授、河口准教授に深く御礼申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後の更なる発展を目指して真摯に研究活動に取り組んで参りたいと思います。

(白鳥)このような素晴らしい賞を賜り大変光栄に感じております。本受賞を励みに、一層研究に邁進していきたいと思います。ご助力くださった先輩方、先生方に感謝するとともに,今後も研究活動に励んでいく所存です。

(福嶋)放射線分科会学生ポスター賞という名誉ある賞を受賞し、誠に身に余る光栄であります。ご指導頂きました指導教員ならびに先輩方に深く感謝しております。今回の受賞を更なる原動力とし、研究に邁進する所存であります。

 

(加藤)長期間の被ばく線量を管理するために使用される個人被ばく線量計にはドシメータ材料という蓄積型の発光を示す蛍光体が搭載されています。一般的なドシメータ材料の形態は単結晶もしくは不透明セラミックスですが、近年では、透明セラミックスが新たなドシメータ材料として非常に注目を集めています。本研究では、無添加及びTb添加MgAl2O4透明セラミックスを作製し、ドシメータ特性の評価を行いました。結果として、本研究で作製したTb添加MgAl2O4透明セラミックスの放射線に対する感度は市販品と同等であることが明らかとなりました。

(白鳥)放電プラズマ焼結(SPS)法は機械的な加圧とパルス通電加熱とによって、焼結および接合、合成を行う加工法であります。 また、シリカガラスは真空紫外から赤外域までの高い透過率を有し、低熱膨張性、化学的耐久性に優れることから放射線計測用の母材として期待できます。本研究では、SPS法を用いることで、1300℃での焼結により軟化温度より低い温度においてシリカガラスの作製に成功しました。ガラス試料は発光中心としてSnを微量添加することで、放射線に対して優れた発光特性を示しました。

(福嶋)シンチレータはガンマ線やX線などの放射線との相互作用によって大量の光子を放出する蛍光体であり、医療やセキュリティ分野などに応用されています。近年はその化学的安定性や高い密度から酸化物シンチレータが多く開発されており、更なる性能の向上を図るために日々研究が行われています。酸化ハフニウム系の材料は高い密度と実効原子番号を持ちますが、高融点であるためにバルク体での報告はほとんどありませんでした。本研究ではTi添加CaHfO3バルク結晶の作製に成功し、そのシンチレーション特性について詳細な評価を行いました。

 

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