フェムト秒レーザー細胞プロセスセンター

当研究室では高出力フェムト秒レーザーを光学顕微鏡に導入し、顕微鏡下で細胞や生体組織の様々な加工・操作・計測が可能なシステムを構築しています。

私たちは本システムがフェムト秒レーザーによる細胞加工のプラットホームとして機能することを目指しており、これまでに生物系・医学系の研究者の皆様と広範に協力して研究を行っています。

共同研究をお考えの皆様

多くの共同研究は によるお問い合わせからスタートしております。
フェムト秒レーザーによる細胞操作・加工実験にご興味のある方は、気軽にお問い合わせください。

高出力フェムト秒レーザーシステム

当研究室ではスペクトラ・フィジックス社のフェムト秒レーザー増幅器 Solstice(800 nm, 150 fs, 5kHz, 2.5 W)とSprit one (1040 nm, 400 fs, 1 MHz, 8 W)を保有しています。これらのレーザーの出力を、下記の顕微システムへ導入して利用することが可能になっています。

顕微システムA(倒立顕微鏡+原子間力顕微鏡)

原子間力顕微鏡による表面形状計測、フォースマッピングとフェムト秒レーザー加工が同時に行えるシステムです。フェムト秒レーザーの誘起する衝撃力の定量評価や、レーザー加工に伴う生体試料の表面形状や弾性率分布の変化を測定する実験を行っています。

顕微システムB(倒立顕微鏡+分光器)

顕微分光とフェムト秒レーザー加工が同時に行えるシステムです。蛍光分光用の蛍光励起光源として473 nm, 532 nmの二波長を備えています。蛍光スペクトルや散乱スペクトルによる単一細胞の状態解析を行っています。

顕微システムC(倒立顕微鏡+共焦点レーザー顕微鏡)

共焦点レーザー顕微鏡による蛍光観察とフェムト秒レーザー加工が同時に行えるシステムです。共焦点観察用の蛍光励起光源として488 nm, 532 nmの二波長を備えています。フェムト秒レーザーフォトポレーションによる単一細胞への蛍光分子の導入実験や緑色蛍光蛋白質(GFP)で蛍光染色した細胞試料の選択的加工などが可能です。

セルソーター


クリーンブース


細胞試料調製スペース

レーザー実験用の研究室に隣接した部屋に培養細胞を扱える標準的な細胞培養設備を保有しています。さらに植物栽培用の人工気象器も保有しています。ここで調整した試料をパスボックスを通じて直接、レーザー実験室へ運ぶことが可能です。

試料調製・工作スペース;F209(工作室)

金属工作、電気工作を行うためのスペースで、顕微鏡下で使用する生体試料用のジグを作製することができます。