細胞の接着強度評価

フェムト秒レーザー衝撃力作用時における接着細胞の剥離動態を詳細に観測することで、接着強度を定量的に評価する手法の確立を目指しています。

神経突起の接着強度の定量評価

神経細胞は神経突起と呼ばれる軸索を伸ばして他の神経細胞へシグナルを伝達します。軸索が伸長するメカニズムには軸索と基質との接着強度が重要であることが指摘されています。本研究では、フェムト秒レーザー誘起衝撃力を神経突起に作用させて基質から引き剥がし、この時に作用した衝撃力の大きさから神経突起の接着強度を評価し、軸索の伸長と接着強度の関連性について解析を行っています。

反射干渉顕微鏡(RICM)を用いた細胞接着の評価

細胞の接着動態を評価するためには、細胞が基質と接触している領域を正確に観測する必要があります。そこで、基質と細胞膜からの反射光の干渉に基づいてそれらの距離を可視化できる共焦点反射干渉顕微鏡(RICM)を構築しました。フェムト秒レーザー衝撃力によって変化する細胞の接着領域をRICMにより測定することで、細胞の剥離動態を定量的に評価し、様々な接着分子が接着強度に及ぼす影響を調べています。