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物性情報物理学研究室の松下教授の研究論文に関連する記事が山形新聞(11月7日朝刊6面)に掲載されました。

論文の概要

二次元表示型阻止電場型電子エネルギー分析器(RFA)の阻止電位グリッドとして、エネルギー分解能を向上させるために,多数の微細な円筒状の穴を空けた球面グリッドを開発した。球状のグリッドの半径は40mmで、球形の中心に向けて、直径50ミクロン、深さ80ミクロンの円筒形の穴を80万個作成した。立体角として±52°に渡って、穴を作成した。開発したグリッドを搭載したRFAのエネルギー分解能E/dEは2000であった。MoS₂のMo 4p内殻光電子を測定したところ、明瞭な光電子ホログラムが観測され、このグリッドが光電子ホログラフィーに有効であることを示した。

発表論文へのリンク
https://doi.org/10.1107/S1600577521007773



研究題目・論文タイトル

Spherical micro-hole grid for high-resolution retarding field analyzer

研究者・著者

松下 智裕

掲載対象となった内容

山形のベンチャー企業IMUZAK(沢村一実社長)が県内外の企業と早稲田大(水野潤教授)、奈良先端大(松下智裕教授)と高輝度光科学研究センター(元研究員・室隆桂之)と共同で、高性能電子アナライザーを開発した。従来比で500倍以上の測定能力がある。X線光電子分光装置に組み込まれ、物質中の不純物の原子配列を効果的に測定することができる。この開発には厚さ0.8ミリの金属の半球面に0.05ミリの穴を約80万個空けることで、500倍以上の電子を測定できるようにした。この開発成果は兵庫県の大型放射光施設「スプリング8」に導入され、全国の研究者が利用できるようになった。

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