光機能素子科学研究室の岡田竜馬さん(博士後期課程1年)が学生優秀発表賞を受賞
受賞概要
2022年 12月22日~23日に東京理科大学 森戸記念館にて開催された2022年映像情報メディア学会冬季大会において、光機能素子科学研究室の岡田竜馬さんが学生優秀発表賞を受賞しました。2022年映像情報メディア学会年次大会において優秀な内容の講演を行った学生登壇者に授与される賞です。本賞は発表された34件の講演のうち5名に対して授与されました。
- 研究題目・論文タイトル
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2層オンピクセル偏光子搭載CMOSイメージセンサを用いた高感度電界イメージング
- 研究者・著者
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岡田 竜馬1、 笹川 清隆1、 水野 麻弥2、 春田 牧人1、 竹原 浩成1、 田代 洋行1,3、 太田 淳1
1 奈良先端科学技術大学院大学 2 国立研究開発法人情報通信研究機構 3 九州大学
受賞対象となった研究の内容
本研究では、電気光学効果を用いた電界イメージングに向けた高感度に偏光変調を検出することが可能なCMOSイメージセンサを開発しました。これまでに、偏光を検出する偏光子を2重構造にすることで微弱な偏光変化を高感度に検出する方法を提案してきました。この偏光イメージセンサの画素上偏光子の構造を変更することで、画素上偏光子の性能を大幅に向上させることに成功し、偏光変化検出性能が大幅に向上しました。このセンサと電気光学結晶を組み合わせることでマイクロ波~ミリ波帯の高周波電界分布情報の可視化に成功しました。
受賞者コメント
この度、2022年映像情報メディア学会冬季大会において学生優秀発表賞を頂き大変光栄に思います。ご指導いただいた太田淳教授、笹川清隆准教授をはじめとする光機能素子科学研究室の先生方に、深く御礼申し上げます。また、研究室のメンバー各位との議論を通じて研究内容をより洗練されたものとすることができました。今回の受賞を励みとして今後の研究活動により一層の精進を重ねてまいる所存です。
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