生体プロセス工学研究室の吉永倫太郎さん(博士前期課程1年)が、台湾物理学会においてポスター賞佳作を受賞
受賞概要
2023年1月16~18日に成功大学(台湾)で開催されたAnnual Meeting of the Physical Society of Taiwan (TPS 2023)において、生体プロセス工学研究室の吉永倫太郎さん(博士前期課程1年)が台湾物理学会において「ポスター賞(佳作)」を受賞しました。同賞は、物理学の発展に貢献しうる優秀なポスター発表を表彰し、その成果を称えることを目的として、授与されるものです。本年度は、書類選考を通過した94名のうち17名(佳作受賞13名、優秀賞4名)が受賞しました。

- 研究題目・論文タイトル
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Numerical Motion Simulation of Microsphere with Femtosecond Laser-Induced Cavitation Bubbles
- 研究者・著者
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吉永倫太郎(博士前期課程1年)、規家涼太(博士後期課程1年)、ヤリクンヤシャイラ(准教授)、細川陽一郎(教授)
受賞対象となった研究の内容
フェムト秒レーザー光を水中に集光させると、キャビテーションバブルと呼ばれる気泡が発生します。先行研究ではこの現象によって細胞を移動させる試みがありました。本研究では細胞を模したポリスチレンビーズに対してフェムト秒レーザー誘起衝撃力を当てたときのビーズの運動を数値計算によって解析しました。その結果、キャビテーションバブルの崩壊後に発生する二次爆発がビーズの運動に大きく影響していることを見出しました。
受賞者コメント
この度、2023年台湾物理学会において、ポスター賞を受賞することができ大変光栄に存じます。今回の受賞にあたり、ご助力頂いた細川教授をはじめとする生体プロセス工学研究室の皆さまに深く感謝致します。今回の受賞を励みとして今後も研究活動により一層精進していく所存です。
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