光機能素子科学研究室の杉江謙治さん(博士後期課程1年)がd.lab-VDECデザインアワード奨励賞を受賞
受賞概要
2020年9月25-26日にオンラインにて開催されたd.lab-VDEC(東京大学大学院工学系研究科付属システムデザイン研究センター)デザイナーズフォーラム2020・デザインアワード発表会において、光機能素子科学研究室の杉江謙治さんがVDECデザインアワード奨励賞を受賞しました。優れた集積回路設計の設計者を表彰するものとして、1次選考を通過した9名のうち5名が受賞しました。
- 研究題目・論文タイトル
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神経アンプ搭載生体埋植CMOSイメージセンサ
- 研究者・著者
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杉江謙治
受賞者コメント
この度、VDECデザインアワード奨励賞を頂き大変光栄に思います。ご指導いただいた太田淳教授、笹川清隆准教授をはじめとする光機能素子科学研究室の先生方に、深く御礼申し上げます。また、研究室のメンバー各位との議論を通じて研究内容をより洗練されたものとすることができました。今回の受賞を励みとして今後の研究活動により一層の精進を重ねてまいる所存です。
受賞対象となった研究の内容
本研究では、自由に行動する実験動物の脳神経活動を電気的、光学的に観察することを可能にする神経アンプを搭載した生体埋植CMOSイメージセンサを新たに開発しました。従来の生体埋植CMOSイメージセンサあるいは刺入型電極だけでは困難なマルチモーダルセンシングを1チップで実現します。本研究成果は脳深部での高時空間分解能観察を実現することで脳機能の解明を目指します。
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