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2022年11月29から12月2日にかけてタイにて開催されたInternational Conference and Exhibition on Science, Technology, and Engineering of Materials(ISTEM2022)において、量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程3年)がPoster Presentation Awardを受賞しました。

受賞概要

白鳥さん写真.png
【写真左:白鳥さん】

2022年11月29から12月2日にかけてタイにて開催されたInternational Conference and Exhibition on Science, Technology, and Engineering of Materials(ISTEM2022)において、量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程3年)がPoster Presentation Awardを受賞しました。同賞は122件の発表(全10セッション)中、各セッションから数名ずつ、計25名の優秀者に授与されました。


研究題目・論文タイトル

Synthesis and Scintillation Properties of Ce-doped Lu2O3-Al2O3-SiO2 Glasses by Using Xenon Image Furnace with Drop-Quenching in Water

研究者・著者

白鳥大毅(D3)、中内大介(特任准教授)、加藤匠(助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

受賞対象となった研究の内容

ガラスは様々な工業的利点故に多様な応用展開を有する魅力的な材料であるが、放射線(X・γ線)検出用途においては未だ実応用例がなく、放射線照射により高効率で発光を呈する重元素系ガラスの開発が求められている。我々の先行研究によりCeを微量添加したLu2O3-Al2O3-SiO2系ガラスはX・γ線照射時に比較的高い発光量を示すことがわかっているが、組成比が異なると発光特性が大きく変化するなど、未解明な点も多く残存しており、本質的な理解が必要であった。本研究では異なる組成比をもつ当該ガラス系における構造の変化と発光特性の相関関係を調査し、ガラス中のAlOx (x = 4-6)ユニットがCeイオン発光の収率に強く関与すること、AlOx (x = 4-6)ユニットが多いほどシンチレーション光量の増加をもたらすことなどを明らかにしたことで、今後のガラスシンチレータ設計の指針となる重要な知見を得た。

受賞者コメント

このような栄えある賞に選出していただき、大変光栄に存じます。これは偏に柳田教授をはじめとした先生方、ご協力くださった皆様方のご指導の賜物であると深く感謝しております。



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