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量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程2年)、小野田大地さん(博士前期課程2年)、竹渕優馬さん(博士後期課程1年)が応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第3回研究会(第19回次世代先端光科学研究会)において若手奨励賞および講演奨励賞を受賞

受賞概要

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2021年10月8日にオンラインにて開催された応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第3回研究会(第19回次世代先端光科学研究会)において、量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程2年)、小野田大地さん(博士前期課程2年)が若手奨励賞、竹渕優馬さん(博士後期課程1年)が講演奨励賞を受賞しました。同賞は32件の発表の中から各3名(計6名)の優秀者に授与されました。

【写真左から竹渕優馬さん、白鳥大毅さん、小野田大地さん、河口範明准教授】

研究題目・論文タイトル

・(白鳥)重元素系酸化物ガラスシンチレータの作製とその発光特性

・(小野田)Cu添加(C6H5C2H4NH3)2PbBr4の光学およびシンチレーション特性評価

・(竹渕)NaMg1-xTmxF3のTSLおよびOSL特性

研究者・著者

・白鳥大毅(D2)、中内大介(特任助教)、福嶋宏之(D2)、伊藤豪汰(M2)、加藤匠(助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

・小野田大地(M2)、赤塚雅紀(D3)、河野直樹(秋田大学)、加藤匠(助教)、中内大介(特任助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

・竹渕優馬(D1)、加藤匠(助教), 中内大介(特任助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

受賞者コメント

・(白鳥)このような栄えある賞に選出していただき、大変光栄に存じます。これは偏に柳田教授をはじめとした先生方、ご協力くださった皆様方のご指導の賜物であると深く感謝しております。

・(小野田)この度は、このような名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。日頃より手厚くご指導いただきました、柳田教授をはじめとした先生方および先輩方に深く御礼申し上げます。今後もより一層、研究活動に邁進してまいります。

・(竹渕)このような素晴らしい賞を頂き大変光栄に感じています。本研究を行うにあたりご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。本受賞を励みにこれからも研究に尽力していきたいと思います。

受賞対象となった研究の内容

(白鳥)ガラスは様々な工業的利点を有する一方で、放射線(X・γ線)検出用途においては未だ実応用例がありません。これは、X・γ線検出においては高効率検出のために重元素材料が求められますが、ガラスがその性質上重元素化しづらく、重元素ガラス系において発光効率の高い材料を見出せていないことに他なりません。特に、作製プロセスにおける障壁が高く、重元素ガラスの作製は通常の溶融法では困難です。我々は集光型加熱炉を用いていくつかの高融点ガラスの作製に成功しており、特にLu2O3-Al2O3-SiO2系ガラスが高い発光量を示すことがわかっています。本研究では同系に新たにGdを導入することで、そのシンチレーション発光特性が改善されることを見出しました。

(小野田)シンチレータは放射線を即時に低エネルギー光子へ変換する蛍光体であり、幅広い分野で放射線計測に用いられています。近年、有機無機ペロブスカイト型化合物が量子閉じ込め効果によって高速かつ高効率な発光を示すことから、新たなシンチレータ材料として注目を集めています。本研究では、Cu添加(C6H5C2H4NH3)2PbBr4単結晶の作製に成功し、Cu濃度変化に伴う光学およびシンチレーション特性への影響を明らかにしました。

(竹渕)ドシメータ材料は放射線のエネルギーを蓄積し、またそのエネルギーを熱や光刺激によって読み取ることのできる材料であり、個人被ばく線量計やイメージングプレートなどに用いられています。本研究では高い生体組織等価性を有するNaMgF3にTmを添加した試料を作製し、ドシメータ特性の評価を行いました。その結果、同材料が高いX線検出効率や空間分解能を有することを見出しました。


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