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量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程2年)、小野田大地さん(博士前期課程2年)、岡崎魁さん(博士前期課程1年)が応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第5回研究会(第21回次世代先端光科学研究会)において若手奨励賞および講演奨励賞を受賞

受賞概要

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2022年3月7-8日に伊勢にて開催された応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第5回研究会(第21回次世代先端光科学研究会)において、量子物理工学研究室の白鳥大毅さん(博士後期課程2年)、小野田大地さん(博士前期課程2年)が若手奨励賞を、岡崎魁さん(博士前期課程1年)が講演奨励賞を受賞しました。同賞は24件の発表の中から各3名の優秀者に授与されました。

【写真左から岡崎魁さん、小野田大地さん、白鳥大毅さん、河口範明准教授】

研究題目・論文タイトル

・(白鳥)重元素系リン酸ガラスにおける銀RPL現象に関する研究

・(小野田)Zn-Cd共添加(C6H5C2H4NH3)2PbBr4単結晶の放射線応答特性

・(岡崎)Pr:Bi4Ge3O12単結晶の可視-近赤外シンチレーション特性

研究者・著者

・白鳥大毅(D2)、加藤匠(助教)、中内大介(特任准教授)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

・小野田大地(M2)、赤塚雅紀(D3)、河野直樹(秋田大学)、加藤匠(助教)、中内大介(特任准教授)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

・岡崎魁(M1)、福嶋宏之(D2)、中内大介(特任准教授)、小野田大地(M2)、加藤匠(助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

受賞者コメント

(白鳥)このような栄えある賞に選出していただき、大変光栄に存じます。これは偏に柳田教授をはじめとした先生方、ご協力くださった皆様方のご指導の賜物であると深く感謝しております。

(小野田)この度は大変名誉ある賞を賜り、身に余る光栄です。日頃よりご助力いただいた先生方および先輩方に、深く感謝申し上げます。本受賞を励みとし、今後も研究活動に邁進して参ります。

(岡崎)この度は講演奨励賞を賜り、大変光栄でございます。日頃からご指導いただきました柳田教授をはじめとする先生方、先輩方にこの場を借りて感謝申し上げます。本受賞を励みに、今後もより一層研究活動に精進して参ります。

受賞対象となった研究の内容

(白鳥)放射線計測においてラジオフォトルミネッセンス(RPL)は電離放射線によって誘起される発光現象としてよく知られている現象で、放射線量計測用途だけにとどまらず、光記憶素子や高解像度放射線イメージングへの応用なども検討されています。一方で、RPLを発現する材料の報告例はさほど多くはなく、より優れた特性を示す材料探索を行う余地があります。当研究室ではこれまでに、市販のRPLガラスをベースに重元素化したA2O-BaO-Al2O3-P2O5A = K,Rb,Cs)ガラスのRPL特性について調査し、特にCs系がX線に対して高感度なRPL材料であること見出しています。本研究では当該ガラスのRPL特性の最適化を図るため、Cs2O-BaO-Al2O3-P2O5ガラスの組成比を変更することで、各元素がRPL特性に及ぼす影響を調査しました。

(小野田)シンチレータは入射した放射線を蛍光に即発的に変換する機能性材料であり、放射線計測を目的として幅広い分野に応用されています。近年、高い発光効率と短い蛍光寿命を兼ね備えた材料として二次元有機無機ペロブスカイト型化合物が注目を集めており、無機層に2価カチオンを添加することで発光量が増加した例が複数報告されています。本研究では、二次元有機無機ペロブスカイト型化合物(C6H5C2H4NH3)2PbBr4にZnおよびCdを共添加した単結晶の作製に成功し、そのシンチレーション特性について詳細な評価を行いました。

(岡崎)シンチレータは電離放射線を吸収し、即時に多数の低エネルギー光子に変換する蛍光体です。光検出器と組み合わせることで放射線計測に利用され、応用先は医療、資源探査、環境計測など多岐に渡ります。これまで主に一般的な光検出器の感度波長に合わせる形で紫外-可視発光シンチレータが開発されてきましたが、近年では生体軟組織への透過性が高くバイオイメージングなどへの応用に期待される近赤外発光シンチレータの開発が注目を集めております。本研究では実効原子番号の観点からX・γ線計測に優位性を持つBi4Ge3O12単結晶に、バイオイメージング応用に適した可視-近赤外発光を示すPrを添加してその光学及びシンチレーション特性を明らかにしました。


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