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光機能素子科学研究室の岡田竜馬さん(博士後期課程2年)がSSDM Young Researcher Awardを受賞

受賞概要

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【写真左より 笹川 清隆准教授、岡田 竜馬さん】

2023年9月5日~8日に名古屋国際会議場にて開催された2023 International Conference on Solid State Devices and Materials (SSDM2023)において、光機能素子科学研究室の岡田竜馬さんがSSDM Young Researcher Awardを受賞しました。SSDM2022において優秀な内容の講演を行った33歳以下の若手研究者に授与される賞です。本賞は発表された411件の講演のうち9名に対して授与されました。

研究題目・論文タイトル

Electro-optic imaging system using a CMOS image sensor with a dual-layer on-pixel polarizer

研究者・著者

Ryoma Okada1, Kiyotaka Sasagawa1, Maya Mizuno2, Hironari Takehara1, Makito Haruta1, Hiroyuki Tashiro1,3, Jun Ohta1

1 奈良先端科学技術大学院大学 2 国立研究開発法人情報通信研究機構 3 九州大学

受賞対象となった研究の内容

本研究では、電気光学効果を用いた高周波電界イメージングに向け、偏光変化を高感度に検出することが可能なCMOSイメージセンサの大幅な性能向上を達成しました。これまでに、偏光を検出する偏光子を2重構造にすることで微弱な偏光変化を高感度に検出する方法を提案してきました。この偏光イメージセンサの画素上偏光子の構造を最適化することで、画素上偏光子の性能を2倍以上に向上させることに成功し、偏光変化検出性能が大幅に向上しました。このセンサと電気光学結晶を組み合わせることでマイクロ波電界イメージングの感度が向上しました。

受賞者コメント

この度、SSDM2023においてSSDM Young Researcher Awardを頂き大変光栄に思います。ご指導いただいた太田淳教授、笹川清隆准教授をはじめとする光機能素子科学研究室の先生方に、深く御礼申し上げます。また、研究室のメンバーとの議論を通じて研究内容をより洗練されたものとすることができました。今回の受賞を励みとして今後の研究活動により一層の精進を重ねてまいる所存です。



備考
採択論文:口頭261件、ポスター150件
Young Researcher Award対象論文数:非公表

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