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量子物理工学研究室の修了生木村大海さん(発表当時、博士後期課程3年)が日本セラミックス協会2022年年会にて年会優秀ポスター発表賞 優秀賞を受賞

受賞概要

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2022年3月10~12日にオンラインで開催された日本セラミックス協会2022年年会において、量子物理工学研究室の修了生木村大海さん(発表当時、博士後期課程3年)が年会優秀ポスター発表賞 優秀賞を受賞しました。同賞は35歳以下の発表128件のポスター発表の中から9名の優秀者に授与されました。

研究題目・論文タイトル

SPS法により作製したEu添加Cs(Cl, I)透光性セラミックスの輝尽性蛍光特性

研究者・著者

木村大海 (D3)、加藤匠 (助教)、中内大介 (特任准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

受賞者コメント

この度はこのような名誉ある賞を頂戴し、大変光栄に思います。受賞できたのも柳田教授をはじめとする量子物理工学研究室の先生方のご指導の賜物であると深く感謝しております。今後も真摯に研究活動に取り組んで参る所存でございます。

受賞対象となった研究の内容

輝尽性蛍光体は放射線のエネルギーを蓄積する機能を有する素子であり、X線検査のフィルム (検出器) などに利用されています。一般的に放射線は高い透過力を有するため、検出器には透明のバルク体がよく用いられます。本研究では単結晶の合成が困難なEu添加Cs(Cl, I)に着目し、放電プラズマ焼結 (SPS) 法を用いることで透光性を有するEu添加Cs(Cl, I)セラミックスのバルク体を得ることに初めて成功しました。また合成した透光性セラミックスを用いて、電子部品のX線画像の取得に成功しました。


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