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量子物理工学研究室の中内大介特任准教授が第39回井上研究奨励賞を受賞

受賞概要

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【写真:中内大介特任准教授 】

量子物理工学研究室の中内大介特任准教授が2023年2月3日に行われた贈呈式にて井上研究奨励賞を受賞しました。同賞は理学、医学、薬学、工学、農学等の分野で過去3年の間に博士の学位を取得した37歳未満の研究者で、優れた博士論文を提出した若手研究者40名に対して授与されました。

研究題目・論文タイトル
エネルギー移動に基づくガーネットシンチレータの開発
研究者・著者
中内大介 (特任准教授)

受賞対象となった研究の内容

シンチレータは放射線照射により発光する蛍光材料であり、医療画像診断やセキュリティ用途に利用されています。当該論文では初めて可視光域に発光遷移を有するTbをベースとしたガーネットシンチレータを開発し、現状で世界最高の発光量を有する非潮解性シンチレータであることを発見しました。本研究は新規材料の発見に加え、電子遷移を有する元素を母結晶に導入することでエネルギー移動を効果的に作用させるという挑戦的なコンセプトを実現させたため、シンチレータ材料設計における高い波及効果を有すると考えられます。

受賞者コメント

このような栄誉ある賞を頂き大変光栄に感じております。受賞にあたって博士論文指導ならびに本賞にご推薦くださった柳田先生に深く御礼申し上げます。本受賞を励みに一層研究活動に邁進していく所存です。


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