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光反応分子科学研究室の修了生 八木智子さんが(発表当時、光情報分子科学研究室 博士前期課程2年)第60回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムおいて若手奨励賞を受賞

受賞概要

本文写真_八木.jpg


第60回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム(2021年3月1日~3日、Zoomによるオンライン会議)にて光情報分子科学研究室の八木智子さん(発表当時博士前期課程2年)が若手奨励賞を受賞しました。本シンポジウムは、フラーレン・ナノチューブ・グラフェンを中心としたナノカーボンと原子層のナノサイエンス・テクノロジーに関る話題全般の研究成果の発表と情報交換を目的としています。この若手奨励賞は応募時に31歳以下の若手研究者、および学生による優秀なポスター発表に授与されるものです。今回、全84件のポスター発表のうち29件が審査対象となり、YouTubeによるオンデマンド発表、ライブでの口頭ポスタープレビュー(英語)とポスター発表討論を通じて厳正な審査が行われ、6名が若手奨励賞に選ばれました。第61回同シンポジウム中の2021年9月2日に表彰式が行われました。
【写真左より 河合 壯教授、八木 智子さん、野々口 斐之客員准教授】


研究題目・論文タイトル

Semiconducting carbon nanotube extraction enabled by cellulosic polymer wrapping

研究者者・著者

八木 智子(発表当時、博士前期課程2年)

受賞者コメント

この度、第60回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムおいて若手奨励賞を頂き、大変光栄に存じます。今回の受賞にあたりまして、ご指導頂いた河合壯教授、野々口斐之客員准教授をはじめとする光情報分子科学研究室の先生方、日常的に研究生活を支えてくださった研究室の皆様に厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みとし、自身のさらなる成長につなげたいと思います。

受賞対象となった研究の内容

半導体性カーボンナノチューブ(CNT)は次世代の電子デバイスやエネルギーデバイスへの応用が期待されています。カーボンナノチューブは構造に依存して半導体性と金属性のいずれかを示し、その混合物として製造されるため、半導体デバイスへ応用するには両者を分離精製することが求められます。従来の分離法や分離抽出剤は工業スケールでの用途に適しておらず、コストや環境に配慮した分離精製法の開発が待たれていました。本研究では新たな選択的分散剤として植物由来資源のセルロース誘導体に着目しました。とくにアルキルセルロースの構造や分散機構を適切に設計することで、高選択的かつ高収量での半導体性CNTの抽出に成功しました。また、今回得られた半導体性CNTはエネルギー変換材料として、従来法で分取したときと同等以上の優れた発電特性を示しました。

光反応分子科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。