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量子物理工学研究室の市場 賢政さん(博士後期課程1年)、岡崎 魁さん(博士後期課程1年)、西川 晃弘さん(博士前期課程2年)、山林 恵士さん(博士前期課程1年)が応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第11回研究会 兼 第27回次世代先端光科学研究会において講演奨励賞及び若手奨励賞を受賞

受賞概要

2023年6月16日にオンラインにて開催された「応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループ第11回研究会 兼 第27回次世代先端光科学研究会」において、量子物理工学研究室の岡崎 魁さん(博士後期課程1年)が応用物理学会 極限的励起状態の形成と量子エネルギー変換研究グループの講演奨励賞を受賞しました。同賞は50件の発表から3件の優秀な発表に対し表彰されました。
また市場 賢政さん(博士後期課程1年)、西川 晃弘さん(博士前期課程2年)、山林 恵士さん(博士前期課程1年)が次世代先端光科学研究会若手奨励賞を受賞しました。同賞は50件の発表の中から6名の優秀者に授与されました。

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【左から市場さん(D1)、岡崎さん(D1)、河口准教授、山林さん(M1)、西川さん(M2)】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

応用物理学会 新領域グループ 講演奨励賞(岡崎魁さん (D1))

【研究題目・論文タイトル】

Nd添加Ca3(Nb, Ga)2-xGa3O12単結晶シンチレータの開発

【研究者・著者】

岡崎魁 (D1)、中内大介 (特任准教授)、加藤匠 (助教)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

【受賞対象となった研究の内容】

シンチレータは電離放射線のエネルギーを吸収し、即時に無数の低エネルギー光子を発する蛍光体材料です。近年、近赤外光のチェレンコフ光との区別の容易さなどの特徴から、高線量場計測への応用を目指した近赤外発光シンチレータの開発が注目を集めております。我々は近赤外発光用高出力固体レーザ媒質として注目されているガーネット材料であるCa3(Nb, Ga)2-xGa3O12に着目し、Ndを賦活した単結晶を作製してその近赤外シンチレーション特性を評価しました。その結果、当材料がX線照射下において良好な発光特性を示すことを見出しました。

【受賞者コメント】

この度は名誉ある講演奨励賞を賜り、大変光栄に存じます。日頃よりご指導いただいております柳田教授をはじめとする先生方に深く御礼申し上げます。本受賞を励みに、今後も真摯に研究活動に取り組んで参る所存です。

次世代先端光科学研究会 若手奨励賞(市場賢政さん (D1))

【研究題目・論文タイトル】

Al4SiO8単結晶のCe添加によるドシメータ特性への影響

【研究者・著者】

市場賢政 (D1)、竹渕優馬 (D3)、加藤匠 (助教)、 中内大介 (准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

【受賞対象となった研究の内容】

ドシメータ材料は放射線のエネルギーを一時的に蓄積し、光や熱などの外部刺激を加えることで発光を呈する物質です。この特性から、個人被ばく線量計やイメージングプレートなどが応用例として挙げられます。本研究では、Ce添加Al4SiO8単結晶をフローティングゾーン法により作製し、そのドシメータ特性の評価を明らかにしました。

【受賞者コメント】

このような素晴らしい賞を賜り大変光栄でございます。日頃からご助力くださいました柳田先生をはじめとする教員方,先輩方に深く感謝を申しあげます。今後も一層研究活動に精進して参ります。

次世代先端光科学研究会 若手奨励賞(西川晃弘さん (M2))

【研究題目・論文タイトル】

 Sm添加HfO2-Al2O3-SiO2ガラスのラジオフォトルミネッセンス特性

【研究者・著者】

 西川晃弘 (M2)、白鳥大毅 (東京理科大学 助教)、加藤匠 (助教)、中内大介 (特任准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

【受賞対象となった研究の内容】

 ラジオフォトルミネッセンス(RPL)は放射線照射時に材料中に新たな発光中心が生じる現象の総称であり、医療現場などで個人線量計として利用されています。本研究では、RPLのX線イメージング応用を目的として、重元素であるHfを含むHfO2-Al2O3-SiO2ガラス系に着目し、異なる濃度のSmを添加した試料の発光特性および実デバイス特性を比較調査しました。当該ガラスの中でも、Smを1.0%含有した試料で顕著なRPL特性が観測でき、市販品と同等以上の高い空間分解能を持つことが明らかになりました。

【受賞者コメント】

この度、若手奨励賞という栄えある賞を頂き、大変嬉しく感じております。ご指導くださった柳田先生をはじめとする教員方、先輩方に深く御礼申しあげます。本受賞を励みに今後も研究活動に邁進していく所存です。

次世代先端光科学研究会 若手奨励賞(山林恵士さん (M1)) 

【研究題目・論文タイトル】

 温度降下法による(K, Rb)2CuBr3単結晶シンチレータの開発

【研究者・著者】

 山林恵士 (M1)、岡崎魁 (D1)、中内大介 (特任准教授)、加藤匠 (助教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之(教授)

【受賞対象となった研究の内容】

 シンチレータは電離放射線の照射をうけて即座に蛍光を発する材料であり、光検出器と組み合わせることで放射線計測に利用されています。本研究では、良好な発光特性を有するK2CuBr3およびRb2CuBr3に注目し、アルカリ金属を一部混合した(K, Rb)2CuBr3の作製およびそのフォトルミネッセンス・放射線応答特性の調査を行いました。結果、未混合のサンプルに比べ、量子収率の増加・残光特性の向上に伴う発光量の増大が明らかになりました。

【受賞者コメント】

この度は栄誉ある若手奨励賞を賜り、大変嬉しく、光栄に存じます。日頃より貴重なご助言ご指導くださる柳田教授をはじめとした研究室スタッフの皆様方、先輩方に深く感謝申し上げます。本受賞を励みとし、より一層研究活動に精進を重ねて参ります。


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