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量子物理工学研究室の岡崎魁さん (博士後期課程1年) が第70回応用物理学会春季学術講演会において第21回応用物理学会Poster Awardを受賞

受賞概要

2023年3月15日から18日にかけて上智大学四谷キャンパスおよびオンラインにてハイブリッド開催された第70回応用物理学会春季学術講演会において、量子物理工学研究室 博士後期課程1年の岡崎魁さん(受賞時博士前期課程2年)が第21回応用物理学会Poster Awardを受賞しました。同賞は778件のポスター発表の中から14名の優秀者に授与されました。

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【左から河口准教授、D1岡崎さん】
研究題目・論文タイトル

近赤外発光を示す希土類添加Bi4Ge3O12単結晶のX線誘起蛍光特性

研究者・著者

岡崎魁 (M2)、中内大介 (特任准教授)、福嶋宏之 (福井高専・助教)、加藤匠 (助教)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)


受賞対象となった研究の内容

シンチレータは電離放射線を即時に光に変換する材料であり、光検出器と組み合わせて放射線計測に利用されております。これまで一般的な検出器の感度に合わせる形で近紫外-可視領域の光を示すシンチレータが主に開発されてきましたが、近年の検出器の感度の多様化に伴い、近赤外光を示すシンチレータの開発が進められ始めております。本研究ではX線吸収効率が高いBi4Ge3O12を母結晶とし、近赤外発光中心となる希土類元素を導入してその近赤外光を利用したシンチレーション検出器性能について評価を行いました。その結果、当材料がX線に対して既報のチャンピオンデータと同等の下限線量率を示すことを明らかにしました。

受賞者コメント

この度は栄誉ある応用物理学会Poster Awardを賜り、大変光栄に存じます。日頃よりご指導いただいております柳田教授をはじめとする先生方に深く御礼申し上げます。本受賞を励みとし、今後も真摯に研究活動に取り組んで参ります。

量子物理工学研究室のホームページはこちらをご覧ください。