量子物理工学研究室の竹渕優馬さん (博士後期課程3年) が15th International Workshop on Ionizing Radiation MonitoringにおいてOral Presentation Awardを受賞
受賞概要
2023年3月25~26日に茨城県大洗町にて開催されたThe 15th International Workshop on Ionizing Radiation Monitoringにおいて量子物理工学研究室の竹渕優馬さん (博士後期課程3年) がOral Presentation Awardを受賞しました。同賞はShort Oral Presentations for Young Scientist Sessionにて発表を行った11名の中から2名の優秀者に授与されました。

- 研究題目・論文タイトル
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Mn-doped MgAl2O4 single crystals for dosimetry applications
- 研究者・著者
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・竹渕優馬 (D3)、福嶋宏之 (修了生)、加藤匠 (助教)、中内大介 (特任准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)
受賞対象となった研究の内容
ドシメータ材料は放射線のエネルギーを蓄積する機能を有する蛍光体であり、個人被ばく線量計やイメージングプレートなどに応用されています。MgAl2O4は放射線のエネルギーを蓄積するための捕獲中心を多く含み、ドシメータ材料として注目されている材料です。本研究では発光中心としてMnを添加したMgAl2O4単結晶を作製し、そのドシメータ特性の評価を行いました。その結果、本材料が市販のドシメータ材料を上回る発光強度を有し、X線イメージングにも利用可能であることを明らかにしました。
受賞者コメント
このような素晴らしい賞を頂き大変嬉しく感じております。日頃よりご助力いただいた皆様方に深く感謝申し上げます。本受賞を励みにこれからも研究に尽力していきたいと思います。
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