情報機能素子科学研究室の髙橋崇典 助教 (発表当時 博士後期課程3年) が、第53回 (2022年秋季) 応用物理学会 講演奨励賞を受賞
受賞概要
2022年9月20日-23日に開催された第83回 応用物理学会秋季学術講演会において、情報機能素子科学研究室の髙橋崇典 助教 (発表当時 博士後期課程3年) が第53回 (2022年秋季) 応用物理学会 講演奨励賞を受賞しました。また、2023年3月15日-18日に開催された第70回 応用物理学会春季学術講演会において、受賞式と受賞記念講演が行われました。同賞は第83回 応用物理学会秋季学術講演会にて発表された講演を対象とし、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手研究者に対して授与されるものです。今回は3303件の一般講演の内756件が審査の対象となり、34名の受賞者が選考されました。

- 研究題目・論文タイトル
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三次元集積デバイス応用に向けた非晶質酸化物半導体材料の開発
- 研究者・著者
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髙橋 崇典 (発表時D3)、上沼 睦典 (准教授)、小林正治 (東京大学)、浦岡行治 (教授)
受賞対象となった研究の内容
これまで酸化物半導体はディスプレイにおける薄膜トランジスタの半導体材料として研究・開発が行われてきましたが、現在は集積回路やメモリデバイスの分野においても高い注目を集めています。本論文では、三次元集積型強誘電体メモリ応用を指向した酸化物半導体に対する特性要求や機能性を議論し、新たな材料設計指針の提示と概念実証を行いました。
受賞者コメント
この度は、応用物理学分野における大変栄誉ある賞をいただいたことを、大変光栄に感じております。また、私たちの研究成果を高く評価していただいたことは大変名誉なことであると実感しております。これもひとえに、浦岡先生、上沼先生、小林先生のご指導の賜物であり、この場を借りて深く御礼申し上げます。本賞を励みに研究活動に邁進していく所存です。
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