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量子物理工学研究室の木村大海さん (博士後期課程3年) が、NEC C&C財団2021年度C&C若手優秀論文賞を受賞

受賞概要

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2022年1月25日、量子物理工学研究室の木村大海さん(博士後期課程3年)が公益財団法人NEC C&C財団2021年度C&C若手優秀論文賞を受賞しました。同賞は、NEC C&C財団の「国際会議論文発表者助成」による支援を受けて海外で発表された論文のうち、極めて示唆的かつ独創的で著者の将来性をうかがわせるに足る論文を毎年3件程度選定して表彰しています。

【写真左から木村大海さん、河口範明准教授】

研究題目・論文タイトル

Scintillation and dosimetric properties of Tl-doped Cs(Cl, Br) transparent ceramics

研究者・著者

木村大海 (D3)、加藤匠 (助教)、中内大介 (特任准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

受賞者コメント

このような栄えある賞に選出していただき、大変光栄に存じます。これは偏に柳田教授をはじめとした先生方、ご協力くださった皆様方のご指導の賜物であると深く感謝しております。この度の受賞を励みとし、より一層、研究活動に邁進してまいります。

受賞対象となった研究の内容

シンチレータは放射線のエネルギーを吸収し即時に光子へ変換する機能性材料であり、医療やセキュリティをはじめとする様々な分野で利用されています。NaI:TlやCsI:Tl結晶などの材料はシンチレータとして製品化がされていますが、これらの特性には改善の余地があり、新規材料の開発が求められています。そこで手始めに我々はCsBr:Tl透光性セラミックスを開発し、シンチレーション特性を調査したところ、高い発光量を示すことを報告しました。一方で近年、BaBr2結晶などの材料において一部ハロゲンを置換し、複合アニオン化することで発光量が改善することが報告されており、私は先述のCsBrとBaBr2の結果を融合させた研究を企図しました。本研究では放電プラズマ焼結法を用いることによりCs(Cl, Br):Tl透光性セラミックスを開発し、デバイス化することで、γ線の検出に成功しました。


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