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光反応分子科学研究室 のMagin Ferrer Benedict さん(博士後期課程2年生)が在日フランス大使から表彰を受けました

受賞概要

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【写真:Magin Ferrer Benedictさん】

2022年12月9日に物質創成科学領域光反応分子科学研究室 D2のMagin Ferrer Benedictさんが在日フランス大使館においてPhilippe Setton・駐日フランス大使から「科学の幽玄・写真コンテスト観客賞」を授与されました。「科学の幽玄・写真コンテスト」は日仏国際共同研究の中で大学院生や若手研究者が出会う美しい写真を集めるもので、自然がもたらす思いがけない美を幽玄とする日本古来の価値観に基づいています。審査は30件を超える応募の中から1次審査で上位12件を選考し、さらに最優秀賞1件と「観客賞」2件を、Web上での一般投票により選定します。12件のノミネート作品はフランス大使館のファサードの装飾として使われています。


研究題目・論文タイトル

未来の可視化~みえないものを見る

研究者者・著者

Magin Benedict Ferrer

受賞対象となった研究の内容

この写真はマイクロカプセルに閉じ込めた蛍光発光性の色素の様子です。外部から青色の光を照射すると蛍光ペンのように赤色に発光する様子が観察できます。本研究の目標はこのような発光現象を外部刺激に応じてON/OFFするような色素材料を作り出すことで、見えない刺激を可視化するセンサー分子を作り出すことです。この目標のため蛍光発光性の色素分子と放射線などの外部刺激に応じて化学反応を示すフォトクロミック分子をマイクロカプセルに閉じ込める研究を行っています。Magin Benedict FerrerさんはParis Saclay大学、ENS-Paris SaclayのPPSM研究チームと奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)光反応分子科学研究室とのダブルディグリー共同研究に参加している博士後期課程2年生です。

受賞者コメント

この写真では実験中に偶然にできた空気の泡からの光散乱とも合わさって美しい画像になりました。私たちの研究では思い通りにいかないことも多いですが、この写真はセレンディピティの重要性を思い出させてくれる、お気に入りの一枚です。

光反応分子科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。